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東京の夜景動画ブログです。

Nezavisimaya新聞に写真が使われるの巻き

2009-03-19 21:20:09 | 業務関連
Ginza080825070


ようやっとこさっとこ原稿を仕上げ、ほっと一息と称してだらだらとデスメタルに浸っている今日この頃です。最近、オードリー・ヘプバーン泥棒バイバイじゃなく、メタルでも心が和むようになりました。



さておき、自分の写真がNezavisimaya新聞に使われて、ちょっとばっかし有頂天です。
記事はこちら(ロシア語)



写真がメディアに使われたからって、何も喜んでブログに書くことなんかないんだけど、でもなんとなく「ロシアの新聞」というのがうれしい。記事内容と写真は何の関係もないし、記事そのものもちょっとなんだかなぁな感じがしなくはないんだけど、ロシア人が日本のエコブームを見たらこういう感じなのかなぁとか、そんなことを考えちゃいました。


今村朋代展「めまい」

2009-03-12 16:45:41 | お知らせ
Otemachi023


原稿の締切りは日々刻々と迫っているのだが、相変わらず本当のぎりぎりになるまでやる気がでてこない。昨日は昨日で、銀座で知人と用事を済ませた後、気分転換と称して表参道画廊へ足を運んだけど、よい意味で期待を大きく裏切る内容だったので、本当にいい気分転換になりました。



現在は今村朋代氏の「めまい」展が開かれていて、非常に興味深く鑑賞させていただいたばかりか、作家氏ご本人ともいろいろお話させていただき、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。実は、薈田純一氏の 「Visions of Trees」展を鑑賞した際に画廊の方からこの展示を紹介していただくまで、ことさら時間を割いてまで観るつもりはなかったのだけどね。でも、今では勧めて下さった画廊の方には、心から感謝していますよ。



内容については、展示案内のコメントが簡潔にして的を射ているので、あえて自分が言葉を足す必要も無いように思います。ただ、テーマに対して極めて率直かつ素直な姿勢で制作していて、さらにつまらない欲が無いように感じられたことと、そのことを自分はとても好ましく思ったことだけは、この場に記しておきたいと思う。



会期の残りは少ないのですが、出来れば足を運んで欲しい展示だと思います。



今村朋代 「めまい」
会場: 表参道画廊
スケジュール: 2009年03月09日 ~ 2009年03月14日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469 ファックス: 03-5775-2469

薈田純一 「Visions of Trees」

2009-03-03 15:33:43 | お知らせ
Toyosu027


昨日、ミュゼFで初日を迎えた薈田純一 「Visions of Trees」プロジェクトを鑑賞してきたけど、非常にすばらしいというか自分好みの内容だったので、帰りにはすっかりはしゃいだ気持ちになっていました。



展示内容については、やはり実際にギャラリーまで足を運んでいただき、それぞれご自身の感覚で確認していただきたいところなので、この場では特に触れない。まぁ、こんなもったいぶった書き方をすると、いかにも「参加型のギミックがございます」ようで、それはそれで不必要な先入観をもたらしてしまうのだけど、とりあえず「かつてのようなハプニングアート的なギミック」はもちろん、いわゆる「参加型アートプロジェクト」にありがちなギミックは存在しないので、その点については安心(!?)してください。
ただ、そうは言ってもいささかオーディナリー(もちろん幾何学図像的という意味ではなくって、ネ)なインスタレーションとは言いがたいところもあり、鑑賞者は自らの五感をフルに活用して作品と向き合うことも「可能」なので(念のため、視覚のみで作品を鑑賞することも「可能」だ)、鑑賞者の好みや経験によって本当に様々な楽しみ方が可能な展示であることは間違いない。自分はこの種の展示がすごく好みなので、もしかしたらひいきの引き倒し的なところもあるだろうとは思うけど、それでも出来るだけ多くの方にお勧めしたい展示であることも、やはり間違いないところだね。



さて、隣接する表参道画廊では姜 美賢(カン・ミヒョン)写真展が初日を迎えていて、そちらも非常に興味深く鑑賞させていただきました。
ただ、こちらの展示は作家自身の世界が極めて周到かつ強固に、そして複雑に構築されていて、鑑賞する側はそれを丸ごと受け入れるか、あるいは背を向けて立ち去るしかないような、そういう見事さが存在しているように思えてならなかった。こういう書き方をすると、これまた非常に悪い意味での現代美術的な、いかにも鑑賞者不在の作品や展示であるかのように受け止められてしまいかねないのだけど、もちろんそういう独善的な展示ではない。また、インスタレーションについても、特に奇をてらったところはなく、むしろいろいろな意味でオーディナリーな展示といってもよいだろうね。
この辺については作家氏ご自身ともお話させていただいたのだけど、ある程度以上の労力と時間をかけてじっくりと練り上げられてきた展示であり、その過程で「遊びがなくなっていった」のではないかとは思う。しかし、例えば受け手を楽しませるとか、もう少し上品にエンターテイメントするとか、そういう娯楽的欲求や、あるいは伝統芸術の背負う歴史的積み重ねに依る「何がしかの形式」とは無縁に、ただ作家自身の目指す方向に作品を練り上げていく自由さは、現代美術の持つ自由さであり、そしてこの展示の基調というか底流をなしているのはそういう自由さも含まれているように感じられた。



でもまぁ、自由であることを表現することは「自由をテーマにしているのに息苦しく感じる」危険性もはらむわけで、作家自身が意識的あるいは無意識的にその辺を回避しようとした結果が、展示の複雑さや周到さ、そして強固さにつながっているのではなかろうかと、そういう風にも読み取れてしまうわけです。



薈田純一 「Visions of Trees」
会場: ミュゼF
スケジュール: 2009年03月02日 ~ 2009年03月07日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469

姜美賢 展
会場: 表参道画廊
スケジュール: 2009年03月02日 ~ 2009年03月07日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469 ファックス: 03-5775-2469