レベルいくつでもなんでもない、ただのシーフ。
不確定名ではなくて、確定名である。
俺のレベルがいくつだろうが、そんなことは関係ない、
マスターだろうがなんだろうが、そんなことは関係ない。
俺は俺だ。
俺はシーフだ。
という主張が聞こえてきそうな、
誇りあるシーフと言うことなのだろう。
ま、一撃で倒せるんですけどね…。
そんなわけで、M・吉田です。
久しぶりの更新でございます。
またしてもコメント返信が遅れております、ごめんなさい。
さて、前回、地下10階に潜ってみたものの、
フラック一体にまったく歯が立たない状態だったので、
地下9階に戻り、レベル上げをすることに。
まぁ、他の地下10階モンスターは、倒せないわけじゃないけどねえ。
ブリーブなら勝てるんだけどねえ。
しかし、やはりツワモノが現れたときの対処は考えておきたい。
そんなわけで、
レベル上げをするが、ずっと狭い地下9階というのも飽きるので、
ティルトウェイトを覚えたら10階に突入することに決める。
「ティルトウェイト」とは?
知らない方の為に説明すると、これはイオナズンである。
敵全体への最強ダメージ呪文なのだ!
どのくらい最強かと言うと、敵全体に最大150ダメージ。
前回のフラックすら、一撃で倒さんばかりの威力である。
その威力のほどが窺い知れよう。
最大ダメージ値はドラクエのイオナズンとほぼ一緒ではあるが、
敵の最大HPが低いこのゲームにおいては、相対的に威力が高いわけだ。
超強敵マイルフィックですら、HPは100が最大値だので、むろん一撃必殺である。
こいつは、まさにうはwwww最強wwwwwって感じですね!
そんな最強呪文・ティルトウェイトの
効果を詳しく説明すると、こうだ。
【ティルトウェイト】Tiltowait
敵全体に、10~150のダメージを与える。
なんというか、ものすごいダメージ幅である。
MAX150なのはいいとして、10ダメージってなんだよ。
メラかよ。
10ダメージとか出たら、まさに涙目である。
涙目であるのだが、しかし、10ダメージでも当たるだけ良い、という考え方もある。
なぜなら、このゲームは
強い敵は呪文を邪魔してくるので、そもそも無効だったりする。
そう、これだ。
この、問答無用の呪文無効化がある限り、
最強ダメージ呪文と言っても、たしかに強いのではあるが、
いざと言う時には頼りにならないという特徴もある。
まあ、そんなことを言っても、
ここまでで最強のマダルト(マヒャド)の倍以上の威力+敵全体だし、
ウィズ1なら、「効けば敵を倒せる」呪文なので、覚えておきたいところである。
ま、とりあえず最後に覚える呪文と言うことで、
一区切りの意味も含め、10階攻略はティルトウェイト習得後、ということにしよう。
そんなわけで、ティルトウェイト習得を目指し、
エナジードレインに注意しながら、地下9階でレベル上げを行う。
狭い地下9階だが、
なかなかどうして経験値効率がよろしいように思う。
敵が多数で現れる割に、
マカニトが効く敵、または、他の手段で1ターンで倒しきれる敵編成も多いので、
経験値:撃破時間 を考えると、この段階のレベルではとてもオイシイ。
さらにこのネプチューンマン的な敵を倒すと、
なにやらヨサゲな宝箱を落とす。
極上の鎧ゲット!
戦士の最強装備だぜ!
最強を表す言葉に「極上」を持ってくるあたり、
相変わらず、他のゲームとは一味異なるセンスを感じさせてくれる。
極上ですよ、極上。
「極上パロディウス」の「極上」ですよ。
さすが、ウィザードリィの邦訳は一味違うね!
そんな「極上の鎧」を落とした、
ネプチューンマン的なモンスターをもう一度倒すと…
最強の短剣ゲット!
もちろん最強の短剣だぜ!
ううむ、このネプチューンマン的な敵って結構良いアイテム持ってるんだな。
さすが完璧超人は違いますね!
そんな完璧超人でなくても、地下9階のザコは、
ふんさいのメイス、ちからのつえ、よいたんけん、ドラゴンスレイヤー、等…
5000G以上で売れる、何気に高額なアイテムをぼろぼろと落としまくる。
うーん、なんだこれ。
深層階にいくほど、たしかに良いアイテムを落とすようにはなっていたが、
地下9階になったとたん、それがさらに格段にレベルアップした気がする。
資金がガンガン増えていくな。
地下10階の厳しさを想定しての、救済措置だろうか?
それだけ宿代と蘇生代がかかるから、という…。
店売り品もここまでで揃えておけと?
そう考えると、
ピュアプレイにおいて、ビショップは必須なんだろうなぁ。
ビショップがいなかったら、
- 探索中の安価なドロップアイテム(呪いのアイテム等)で道具欄が埋まる
- そもそも鑑定品の売却価格が 1G
なんてことが発生するわけで、
モンスター撃破時のはした金しか手に入らないわけで。
宿代+蘇生代を確保しようとなると、このくらい必要だろうしねえ。
蘇生代…とは書いたものの、
前回のフラックはヤバイ敵ではあったけど、
ここまで割と慎重にプレイしているのに、そんなに簡単にキャラが死ぬか?
と、ウィザードリィをあまり知らないにも関わらず、
ここまでピュアプレイ日記に付き合ってくれた方の中には、
そのような疑問に思ったレディースアンドジェントルメンもおられることだろう。
しかし、だ。
特によく知らない敵に挑んだ場合とかは、
とてつもない危険をはらんでいるわけですよ。
地下9階で初見となるであろう敵「レッサーデーモン」。
まぁ、こいつ弱いんですが。
さて、そんなザコ敵「レッサーデーモン」を倒した貴方は、
地下10階に足を踏み入れ、また別の初見の敵に出会ったとしようじゃないか。
「グレーターデーモン」。
レッサーに対して、グレーター。
レッサーパンダに対して、ジャイアントパンダみたいなもんだ。
なんか、後続の敵はレッサーと同じ「レベル8ニンジャ」だし、
見事にレッサーデーモンの強化版?みたいなイメージで登場してくれる。
あるいは、もしも貴方が、ウィザードリィを未プレイの場合は、だ。
未プレイながらも、ネットの攻略情報や掲示板のやり取りを見て、
ウィザードリィの情報を、話の種程度の知識を持ち合わせていた場合、
グレーターデーモンって経験値稼ぎ用の敵キャラだよね!
なんて認識をしているとしたら、それはとってもデンジャラス。
怒涛のマダルト(マヒャド)2連発っ…!
さらに、仲間を呼んで増量っ…!
なんだこの有り得なさ。
「たすけがあらわれた。」って、
助ける必要ないだろ、おいっ!
2ターンあればパーティ全滅は余裕ッチ!
HAHAHA、M・吉田って奴もヌルイなあ、
モンティノ(マホトーン)すれば呪文を封じ込められるじゃん!
呪文を封じれば、呼ばれた仲間も封じられた状態で出て来るし。
…と攻略情報で見たよ!
なんて言いたい方もおられるだろう。
だがしかし。
訓練と実戦は大きく異なるものなのだっ…!
モンティノで封じるには、こちらのレベルが低すぎる、っていうか、
ハマンで封じても良いけど、それまで魔術師が生き残るかどうか。
素早さ次第だが…HP80以下だとしたら、行動する前にやられる可能性が高いぜ…!
かの有名な、ドラゴンクエスト2のマドハンド稼ぎ…
いや、ベラヌール周辺で行われる「ブラッドハンド稼ぎ」のように、
このグレーターデーモンも、仲間を呼ばせて倒す、という稼ぎ方法は有名だ。
しかしながら、
「え、ブラッドハンドって意外に攻撃力高かったの!?」
なんてレベルじゃないことには、1ターン目にして気がつくだろう。
まあこのゲーム、
敵のHPがかなりランダム、というかバラつきがあるので、
盗賊の攻撃で死ぬような貧弱なグレーターデーモンもいないわけではないが、
だいたい平均値でまとまるので、期待しない方がよかろう。
グレーターデーモンを余裕で倒せるようになるのは、
通常はゲームクリア後、いわゆるやり込みの段階になってからというものである。
グレーターデーモンよりも、明らかに強いパーティが、
呪文を封じて、仲間を呼ばせて、ひたすら経験値を稼ぐ。
そして、戦闘を1~2時間ほど粘ったあたりで
間違えて逃げてしまう。なんてことをすれば、
あなたも一人前のWizプレイヤーになったと言えるだろう。
まあ、ピュアプレイ日記ではその辺まではカバーしませんが。
実際のところ、地下10階に挑む程度のレベルなら、
ロマサガ1で、赤骸骨だとか、イフリートだとか、フルフルを相手にするようなもので、
つまり、相手にしない方が良い、というものである。
さて、そんな、
地下10階の「一介のザコ」であるグレーターデーモンについて語ったところで、
まずはニキがレベルアップ。
僧侶の呪文を全て覚えた!
これは良いね!
マリクトは、僧侶版ティルトウェイトで、貴重な敵全体への攻撃呪文である。
FF1版の「ホーリー」(敵全体にダメージ)だと思ってもらえばいい。
強力で使い勝手も良いのだが、
それ以上に、その存在がクールである、と個人的には思う。
ロルトとかリトカンとは大違いですよ!
同時に覚えたカドルト(ザオリク)は、
死亡からも、灰からも復活させることができるのだが、
なんか今ひとつ信頼性が低いという呪文だ。
ラスボスの場所に向かう途中で死者が出た場合に、
使うかどうか、という程度だろうなあ。
続いて大本命、しまひこのレベルアップ。
魔法使いの呪文を全て習得!
ついに、マハマン、そしてティルトウェイトを覚えた。
さあ、ここまできたら、あとはもう少し。
長かった「ウィザードリィ ピュアプレイ日記」も、いよいよ佳境。
打倒ワードナを目指し、いざ地下10階…挑戦だぜ!!!
グレーターデーモンからは逃げるけどね!