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美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




ユダヤ系の移民の物語です。 兄弟でアメリカへ移ってきた主人公たちは、壁紙職人として生計を たてます。子どもができ、孫ができ、だんだんと家族が賑やかにな ります。絆は強く、父親をアメリカへ呼び寄せてみんなで面倒をみ ます。とても幸せな時代です。 はじめてわが家にテレビがきたときのエピソードはとてもおかしい。 放送時間が短かったり、映像の調整が難しかったりで、今ではあた り前に映るテレビも普及当初 . . . 本文を読む

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1月に渋谷のユーロスペースで再映されるようです! Takさんや Moebonさんの書き込みを観て、行きたいな と思ったときには終わっていた作品。絶対、観にいき ます。 また、同じユーロスペースでオリヴェイラの特集をし ています。巨匠と言われる監督で、知ってて観てない 監督の一人。これを機会に、観にいこうかしら... 詳細はここ。 # 天井桟敷も忘れないようにしないと...やれやれ。 . . . 本文を読む

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土曜日に浅草へ行ってきました。『むぎとろ』別館でビールを引っ かけてから吾妻橋をぶらぶら。そして仲見世通って浅草寺でお参り です。酔ってるせいできょろきょろしてると、本堂の天井画が目に 付きます。龍と天女の絵は、それぞれ川端龍子と堂本印象の作品だ そうです。 以前、浅草寺で年始のバイトをしたことがあります。その時におみ くじ引くのを日課にしてました。三が日凶を引き続けて、四日目に 末吉出して喜ん . . . 本文を読む

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渋谷のユーロスペースで『ベルリン・フィルと子どもたち』を観ました。 ベルリン・フィルの芸術監督であるサイモン・ラトルが発起人となって 教育のプログラムを発足しました。その一環として子どもたちにバレエ を踊る機会を与える『ダンス・プロジェクト』を始動させます。その第 一弾として選ばれた課題曲がストラヴィンスキーの『春の祭典』で、こ の映画は子どもたちが6週間の練習を経てステージに立つまでを追っ た . . . 本文を読む

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ウディ・アレンが大好きです。都会的な映画を撮らしたらこの人の 右に出る人はいません。ニューヨークをホームグラウンドにしてい ます。本人が主演や脚本を兼ねる事が多く、ちょっと神経質で優柔 不断な自己中心的人物を、描かせ、演じさせたら、この人の右に出 る人はいないでしょう。 ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』をテーマ曲にした 『マンハッタン』は何度観たか知れません。好きなものをテープに 吹 . . . 本文を読む

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ペーパー・ムーンはロード・ムービーです。 詐欺師の中年男が身寄りのない少女を親戚の家に届けるはめ になるところから映画は始まります。親子ほども年の違う二 人が、旅の間にだんだんと心を通わせていきます。この二人 を演じるのは実の親子であるライアン・オニールとテータム・ オニールです。 様々な人との出会いはロード・ムービーの面白さで、踊り子 の女性が少女に本音をぶつけるシーンはとても印象的でした。 . . . 本文を読む

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久々に観ました。DVDで... コクトーの白黒映画はとても美しい。もう五十年前の映画ですが とてもみずみずしく感じます。スローモーションやフィルムの逆 回しのような古典的特撮がとても効果的に使われています。光の あてかたがとてもいい。美女ベルが宮殿のような野獣の城に足を 踏み入れるときのスローモーションや窓から風そよぐ回廊を進み 行く場面の美しさ。 少しずつ野獣に心開いていくベルの揺れ動き.. . . . 本文を読む

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金曜日の夜にシネマライズで観てきました。ロードショ ー最終日の最終上映回でした。 これは趣味で作ったみたいなところがあって、とても変 な映画です。コスプレとかコミケとか知らない風俗も出 てくるのですが、本当にこんな人もいるのかなぁ。いそ うで恐ろしい。 石で漫画を描く自称漫画芸術家の主人公の作品に、文化 村で観たポップアート展の作品を重ねてみたりして... そんな上辺の怪しさとはうらはらに、 . . . 本文を読む

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都会に住む人の群像劇です。テレビ関係者とそれに関わる人たちの エピソードを同時進行でみせます。登場人物たちはそれなりに恵ま れた生活をしています。しかし、それぞれに欠落したものを抱えて いるように見えます。この映画は、そんな人物たちをパズルのよう にはめ込んでいます。 言いたくても言えないこと。言わなくてもいいこと。個人的な出来 事で追い詰められた登場人物たちは様々な言葉を交わします。登場 人物 . . . 本文を読む

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山猫を観ました。映画館でヴィスコンティを観る のは久しぶりです。前に観たのは学生の頃、銀座 文化の、やはり山猫だったと思います。舞踏会の シーンが素敵だった記憶がありました... 時代の移り変わりを生きていくサリーナ公爵をバ ート・ランカスターが演じています。自分の身を 弁え、必要があれば異質な人物をも受け入れなが ら、自分の一族のことを考える公爵。 自分の部屋から遠く広がる自然を見つめながら . . . 本文を読む

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昨日に引き続き洋画篇です。 1. ふたりのベロニカ これは透明感のある素敵な映画です。ガラス細工のようです。 淡いセピアの色彩はフィルムでなければ出せない味です。 # それでもDVDが出たら買ってしまうのだろうなぁ... 2. シンプルメン ハル・ハートリーって今も健在なのでしょうか? すごくナイーヴな映画でした。 3. 都市とモードのビデオノート これはこのエントリーでも書いたのですが、 . . . 本文を読む

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この前、昔の資料を整理していたら『キネマ旬報読者のベスト・テン』の 投票用紙をコピーしたものが出てきました。1992年度ですから私の学生 最後の年です。当時は年間で200本程度の映画を観ていました。 キネマ旬報は毎年ベストテンの発表号しか買っていなかったので、投票し たのはこの時が最初で最後だと思います。なので、記念といっては何です が、当時のベストテンをそのまま転記してみます。 今日は日本映 . . . 本文を読む

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今日は家にいるつもりだったのですが、劇場招待券が手許に あったので『ハウルの動く城』を観にいきました。公開直後 で混雑を心配していたのですが、横浜の相鉄ムービルで19時 の回は比較的空いていました。 とても面白いファンタジー映画です。 後半で展開が早くなるにつれて、物語がだんだん気にならな くなってきました。シーンとシーンが繋がっていれば、別に つじつまが合わなくても、音と映像だけでいいではな . . . 本文を読む

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『≒(ニアイコール)舟越桂』を昨日観ました。場所は渋谷のイメージ フォーラムです。日曜日のレイトショーは空いていて、お客さんは十 人くらいでした。 昨年、東京都現代美術館での個展を観て舟越桂のファンになりました。 それまでは本の表紙などで知るだけで、少し気味が悪い彫刻だなぁと 思っていました。しかし、実物を観ると存在感が圧倒的で、ものを考 えるようなまなざしと品の良い服装に引き込まれました。個々 . . . 本文を読む

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そして『それから』です。『ハル』は人気で若者を中心に8割がたの座席 が埋まっていましたが、『それから』は年配の方を中心に、6割くら いの入りでした。オープニングの暗闇から浮かび上がる三千代の顔にテ ーマ曲、そしてタイトルバック、いっきに引き込まれました。 明治時代を中途半端にリアルに描くと安っぽくなりますが、洋館の庭の シーン以外はすべてセット撮影で、街の風景は人工的に処理されていま す。人と人 . . . 本文を読む

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