美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




もともと美術鑑賞が好きで、季節に一度くらいは美術館に足を運ん でいたのですが、今みたいにアートを生活の一部のように感じるよ うになったのはギャラリー巡りを始めたのがきっかけです... ギャラリーにはいろんな作品が展示されています。昔、ぶいぶい言 わしていたベテランの作品を観ることもできれば、同世代や若い世 代の作品も観ることができます。そんな有象無象の作品に触れるう ちに、だんだんと自分の好みが . . . 本文を読む

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名和さんの作品はアートフェアや企画展などで何度も観たことがあ るのですが、個展を観るのは初めてでした。 リーフレットより... > この展覧会は Cell(細胞・器)という概念を彫刻の方法論として > 展開した、3つのフェーズで構成されている その壱 LIQUID 水槽の上に規則的にならんだ気泡。まんまるのランダムな運動体が ぷくぷくと...視点を低くして放射状に観てみるのも面白いし、遠く か . . . 本文を読む

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これは凄いなぁ... 山口さんの絵は写実的なイメージです。工場や観覧車のシャープな 描写や、犬やクローバーのやんわりとした描写... それらの作品は水墨で描かれていて、シャープなモチーフは絹、や んわりしたモチーフは紙の上に描かれています。 紙に描かれた作品はあるポイントにピントがあって、周囲にいくに 従って淡くかすんでいきます。これは紙を何枚も重ねることによっ て出している効果だそうで、パ . . . 本文を読む

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市川孝典さんの個展に行ってきました... 市川さんは線香でイメージを描く作家さんです。大ぶりの紙の上に ところどころ残る焼きのあと...その焦げたイメージは、思い出の風 景なのだそうです。ジャズクラブの上で寝泊まりしていた思い出を 描いたサックスのイメージや、どこかのお屋敷で観たシャンデリア のイメージなど... それは単に焼け焦がしているわけではなく、線香の草によって様々 な色彩を見せていま . . . 本文を読む

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内海さんから個展の案内をいただきました! ・個展『色彩のこと』    2009年6月30日~7月12日    スパイラルガーデン(表参道) あの空間のどこでどんな風に展示されるのか、とても楽しみです。 その後も個展が続きます。 ・個展『千手』    2009年7月7日~25日    ギャラリエアンドウ (渋谷) ・個展『ボイジャー/Voyager』    2009年8月1日~30日    . . . 本文を読む

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MIHO KANNO はアーティスト8人、デザイナー1人からなるアーティス ト・コレクティブ(というのだそうです)、ほとんどが20代の作家さ んです。今回の展示はTWS渋谷の四つのフロアをフルに使っています。 名前はアレですが、趣味によって集められたコレクション展やコン セプトありきのキュレーション展にはなかった展示の妙味が感じら れます。 既知の作家は千葉正也さんと山本修路さん... ネオト . . . 本文を読む

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マイクロポップというと二年ほど前に水戸芸術館で開催された『マ イクロポップの時代』の印象があって、ちょっと警戒していたので すが... チラシの表面になっている佐伯洋江さんの精緻に描かれた鉛筆画。 エントランスの小品からいい感じでした。マイクロポップかどうか はちょっと微妙だと思うのですが... # ミュージアムショップで売ってる 15,000円の作品集も美しい! 八木良太さんの氷のレコード。 . . . 本文を読む

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高木正勝さんのドキュメンタリー映画が 7/4 から公開されます。 ・ドキュメンタリー・フィルム 「或る音楽」 (渋谷ユーロスペース2) 7/4 - 24 予告編はこちら。 ◎Tai Rei Tei Rio ドキュメンタリー・フィルム 「或る音楽」 この予告編の 50秒あたりからちょこっと流れるのが『Tidal』... 昨年、初めて京都で観た時に衝撃を受けました... その時の感想。 ◎凄い映 . . . 本文を読む

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黒い部屋の大きなスクリーンがよかったかな。右に左に流れていく 数字の嵐は凄い...展覧会の紹介でデータという言葉を使っていたけ れど、いったい何のデータを使っていたのだろう。 # 全部が全部ランダムな数字だったらつまらないなぁ...(^^; # まぁ、意味のある数字だからと言って、見た目が変わるわけでは # ないのかもしれないけれど... もうひとつの白い部屋にはスピーカーの作品。場所を変えると . . . 本文を読む

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この小説にはあちこちにこどもやこどもの頃の思い出が出てくるけ ど、とってもひりひりします。最近、ダブルバインドという言葉に ついて考える機会があったので、この小説自体がそのための仕掛け のようにも読めました。 # でも、村上春樹ってこんなに露悪的だったっけ...(^^; もう少し読みたかったのは物語の発端になった劇中の小説『空気さ なぎ』がリライトされる場面や、宗教団体さきがけのリーダーがリ ー . . . 本文を読む

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というわけで行ってきました『バレたらどうする』! 何も知らない人が観に行ったら、のぞいただけで逃げ出してしまい そうな破天荒な展示。こりゃ凄いや。串刺しにした壁の処理も完璧! # 抜いちゃうのがもったいないかも...(^^; 写真の作品も何枚か展示されていて、 『これは豆腐で作った仏陀です...』 『頭には荷重はかからないのですが、非常にあぶない作品なので...』 受付の女性の生真面目な解説が . . . 本文を読む

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鈴木理策さんの写真は誰にも撮れない不思議な写真です。 そう、鈴木さんはうつろう自然を写します。 鈴木さんのイメージには空気感を感じます... それは海だったり、光きらめく波濤だったり... 淡い桜の向こうにぽかーんと青い空だったり... それは詩情...と言ってもいいかもしれません... 詩...というものは、そこかしこに浮かんでは消えるものではないか... そんな風に思ってきました... 自 . . . 本文を読む

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そろそろ梅雨入り...というわけで、ざくざくっと見聞録を... ◎三瀬夏之介展『シナプスの小人』 (新宿高島屋) # 個人的には佐藤美術館よりもよかったな... # というか、私はこじんまりした空間が好きみたい... ◎金丸悠児展『ancient breath』 (アートガイア・ミュージアム東京) - 6/11 目黒のきれい系のギャラリーでやっている個展です。金丸さんの作 品は何度か観たことは . . . 本文を読む

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> ひとつ仮説があって、テーマを重視する展覧会で、テーマについ > て考えるときは、つまらない時なのではないかと...(^^) > 『テーマについて考える=つまらない(=負け)』という方程式を、 > 今年はベンチマークしようと思います。 これは史上(最恐)最悪の展覧会を観た時に書いたのですが... ×ゴス展(横浜美術館) というわけで、ネオテニーって何だと考えている時点で今回は負け ました(こ . . . 本文を読む

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