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小児の訪問看護

2015年06月01日 | 雑記
0歳の小さな赤ちゃんをはじめ、特別支援学校に通っている7歳の子供に訪問看護しています。
訪問看護の目的は、上の子どもとお母さんが2人で散歩にでかける時間を作るためであったり、
管の交換などの医療処置を手伝うためであったり、
入浴の介助であったりです。

気管切開と胃ろうがある赤ちゃんのお母さんは目を離すことができません。
赤ちゃんは成長とともに、管をとろうとしたり、動きもでてきます。
成長していることは喜ばしいけれども、危険も高まります。

また、気管から痰を吸引しているときは、呼ばれても顔をむけることすらできません。
他の兄弟に呼ばれても、すぐさま対応することが難しいです。
そんな状況が続くと、上の子供の心が変わっていくことは当然です。

「お母さん、100点とったよ」
「ちょっと待ってね、今吸引してるから」
「お母さん、ちょっと風邪ひいたみたい」
「あら、あっちの部屋に行くときは、マスクしてね、うつると大変だから」

そういうちょっとした時間の積み重ねが、何年も続くことによって
その子どもの寂しさは、大きくなるものです。

今後、今の訪問看護している子どもたちが成長して行くにつれ
どんなサポートが必要なのか、一緒に考える必要があります。

普通に生活していたら、そういう子どもたちに会うことはあまりないと思います。
外にでることすら、ままならないのですから。

6月のがんカフェには、そんな子どもたちが参加する予定です。



根津美術館にいた亀。
支えあっているのかな。これはこれで。