
ここのところ灯油やガソリンの値上げが続いてる。TVにはガソリン・スタンドの映像が流れ、利用者は一様に困ったと言う。またスタンドの人も値上げは理解して貰わないと、なんて困った顔で言う。でもうちの近所を見渡すと本当に困ってるのかと思うことがよくある。丁度不景気だといってるのにブランド品が売れるのと似てる現象がある。
その1つは田んぼで見ることが出来る。今、田んぼは稲刈りまで殆どやることがないようだけど、たまに見回りにやって来る。軽トラや原付バイクでやってくるんだけど、見回ってる間エンジンかけっ放し。軽トラを主に使ってる人は会社勤めも終わった年配の人が多い。1km走るのに6円~7円の車で走行距離も少ないから少々のアイドリングをしたところでガソリン代は高が知れているんだろう。もう1つはコンビニやスーパーの駐車場かな。夏は車内が暑くなるので買い物の間エアコンをというのはまだ分るけど、窓全開でエンジンを止めない意味は? ま、10分くらいだったらガソリン代も10円、多くても百円くらいと大したことはないってことなのか。
この長野に来た時は3月だったけど寒さは半端じゃないと思った。ファンヒーターのタンクはあっと言う間に空になるくらいフル稼働だった。寒冷地では石油様様なのだ。しかしこの辺りの人達、化石燃料を大事に使おうという意識、あまり自分には伝わって来ない。ビニールハウスでは重油を使ってるし、車が無いと日々の生活が成り立たないのにね。
仮に石油が安かったとしてもこういう浪費をしていいのか、と思う。何年か前、ある美人人妻に何処のスタンドを使ってるのか聞いたところ 「わたしガソリンの1円や2円なんて気にしないっさぁ!」 という衝撃のお言葉が返って参りました。ま、確かに1円や2円なんだけどねぇ。それにアメリカなんかだと、こんなに無駄な使い方してるのかい、という使い方をしてるんだろうなぁ。
テレビのインタビューに答えていた人は
「ガソリンがなくて発電機が使えないんだよ」っていってました。
田舎に暮らしている人は健康的な生活をしているように思うけれど、実は玄関先から玄関先まで全部車で移動している人ばかり。運動しないよね。かえって、都会の人達の方が電車使って、階段使って、よっぽど運動量が多くて健康的。ま、個人の健康はともかく、アイドリングだけはやめてほしいですね。
ましてやアメリカなんて、水代わりに使ってるんじゃない? (そりゃ大げさですね)
ここじゃぁ50m以上歩かないよ、と豪語してたのがとても印象的。