ペットロス症候群にはならないと思う

　犬に限らず１７年も一緒の時間を過ごせば色々な事がある。なのに居なくなるとあの時こうすれば良かったとかそんな事ばかり口に出る。するとヨメは 「 だから(今生きてる)私を大事にしろ 」 と言う。まぁ確かに天然だのボケ呼ばわりしたらまずいのだけど、それは事実だから…、じゃなくってもっともな話だ。

　死ぬ瞬間なんて勿論誰にも予測がつかない。だから死ぬ瞬間に一緒に居るなんてのはとても小さいことなのかもしれない。葬式なんかの裏方なんかに居ると色々な話が耳に届くんだけど、死んだ瞬間から後の事なんかいくら一生懸命やったって生きてる間の関係が怪しいようではダメだというのが良く分る。

　朝と夕、タロを外に出すのが日課だった。仕方ない、メメでも連れ出すかと思って出すが今までとはちょっと違う。散歩に付いてくる猫だけど、中々来なかったり、来たと思ったら爪を研いだりと、やはり犬と違って行動は勝手気侭。どうやらメメはタロの後を付いてったみたいだ。そんなんだから散歩は今一つ盛り上がらない。


爪砥ぎ中

　昨日はヨメを連れてスキーに行って来た。その間は犬猫の事は全然考えてなかったなぁ。帰る頃になってようやくメメは今頃何してるんだろ、と。ペットロス症候群、調べてみると立派な心身症である。う～ん、寂しい気持ちはあるが病気にまではならないんじゃないのかなぁ。だいたい１日くらいタロを留守番させてスキーに行ったって大丈夫だろ、なんて思ってたくらい勝手気侭な飼い主。

初めての八方スキー場＠2009年3月1日

　少し前、ヨメはスキーウェアを買った。山仲間に今時のは暖かいよと言われたからだ。吹雪の中滑るわけじゃない。無駄だから止めとけばと言ったけど買ってしまった。そんなわけで早くしないと雪がなくなるぞってことでスキーに行った。とても暖かかったそうで、何故か見てて気の毒になるくらいだった。

　ここ１０数年はスキーには年に１度行くかどうか。しかしそれまではよく行った。ところがいまだかつて八方には行ったことが無かった。何故なら込んでいると聞いてたからだ。その八方スキー場に初めて行って来た。車の中からスキー場の全容が見えるとやっぱり大きなスキー場は良いなぁと思う。

　スキー場は空いている、なんてもんじゃない。リフトの３分の２を止めてもリフト待ちなんて無さそうなくらい空いていた。リフト乗り場の近くに行くと、ここは営業してないのか、早々と止めちゃったのか不安になるくらいだった。込んでる頃の八方を知ってる人なら更に嘆くに違いない、というか嘆いてるのはスキー場関係者か。




　しかもスキー場の下の方では地面が出ててこんな調子では雪はとても５月まで持ちそうにないって感じだ。当然雪の整備されてないリフトやゴンドラの下はこんな場所がある。今頃なら積雪３ｍあっても当たり前なのに雪は殆ど無いのでまだ３月初めだというのにリフトに乗った時の高度感、怖くてヤダって人もいるかもしれない。今から３０年前だとね、スキーを雪に挿すと危険なので止めてくださいなんて立て札があった。それとは大違い。




　バブルの頃、外国のスキー場は日本みたいに込んでないなんて話を聞いたけど、今じゃ日本のスキー場の方が空いてるんじゃなかろうか。為替の問題もあるけど欧米の人をもっと呼んだらどうだろう。日本のスキー場は空いててとても良いですよ、と。

スキー場のご飯

これでもご飯は小盛
　腹が減って力が入らん、ってことで豚カツだったけど、減ってたのは腹筋だった。西武系列のスキー場に比べれば白馬周辺はぼったくりな食堂は今まで経験無い。野沢温泉スキー場なんかも安くて美味しい。

　ここの豚カツも値段を考えればまぁまぁって感じだけど、ふと食堂のご飯ってどうしてこうベチャベチャなのか分った。毎日の米を研いでるこのオレサマなんだけど、少し前までご飯がベチャベチャしてた。水の量が多かったからというのが分って水を減らしたら米の粒がはっきり分るようになった。ところがご飯が今一つ足りないというオチが付いた。つまり安い食堂は米の炊き方が下手なんじゃなくて嵩を増やしてるんだ、と。

　リフト券はインターネットで割引方法を探し出し、クーポン券を印刷したので多少安く買えた。律儀にも本当の名前と住所を書いたけど、リフト買う時に住所書いたら安くなりますよじゃダメなのかな。割引券には９００円分の食事券も付いてたが、これが万能ではなかった。ヨメが美味しいレストランがあると言った。行くと割引券使えないオーラが出ていたがやっぱりそうだった。あ、そうですかって出てきちゃったけど、潜りのレストランってこと？　そんなことはないな。出て来る食事は美味しそうだったのがちと残念。