毎度「だからどうした」っていうピントの合ってない写真だけど、1m以内に近づくと蜂は警戒して獲物である蜘蛛を放してしまうのでまぁこれがベスト・ショット。わざわざ撮ったのはその移動距離が意外に長かったから。この時点で既に運んだ距離は10mくらい。蜂は濃紺の身体で、腹の一部がオレンジ色なのが特徴。オレンジ色の部分が紋である。
ヨメは虫の生態をよく知らないので見せて上げることにした。蜂が咥えているの蜘蛛。後ろ向きに運ぶんだけど、獲物が大き過ぎて飛んで運ぶことは出来ない。巣はすぐ近くにあるのかと思ってたら結局見つけてから20m以上も観察することになった。
道のりは当然平坦ではなく、石ころだらけの所あり草むらありの苦難の連続だった。それにしても20mも移動するとは知らなかった。しかも草むらの中にある穴に向かって迷子にならずによく行けるもんだと感心。
実はこの蜘蛛は死んでない。巣に持ち込まれても麻酔された状態でずっと生きていて、産み付けられた卵から孵った幼虫に食べられてしまう。巣、といっても軒下にあるようないわゆる蜂の巣ではなく単なる穴。しかも蜘蛛に卵を1個産み付けたら穴は塞いでしまう。
それにしても20mの距離を移動するとは凄いもんだと思ったけど、15分か20分くらいしかかからないのだから大した苦労ではない?