Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

イルミネーションが街を彩ります。このblogは幅広い話題で彩りますよ

eチケット

2007年07月28日 22時56分25秒 | つれづれ日記
昨日、ANAのカウンターで航空券を買ってきました。

実は、「券を買った」といっても、本当に券を買っているわけではありません。

航空会社や国の機関が集まる団体であるIATAでは、乗客の利便性向上と、会社間の予約、精算処理の効率化を目指して、航空券の電子化を進めていて、今年、2007年いっぱいをもって、「航空券」は廃止されることが決まっています。

「航空券」がなくなったらどうやってチケットを買ったことを記録するのかというと、航空会社のサーバに保存しておくのです。で、乗客はそのデータを参照するための情報が記録された控えを持っておきます。あくまでサーバ上のデータが本物なので、手元にあるものは控え。控えだからなくしたら再発行も可能ですし、スケジュールの変更があった場合もサーバ上のデータの書き換えですみます。

航空会社によっては、ちょっと前から電子化を進めていた会社もありますが、あくまでも自社内の路線のみで、他社を含めるとダメだったケースがほとんどでした。今はIATAが中心になり、データのやり取りが可能になったそうで、大手航空会社の間ではすでに導入されてます。

ココで豆知識ですが、国際航空運賃っていうのは、実はIATAが決めているんです。それを各国の政府が承認してます。つまりは、ある路線(例;東京-北京)であれば、ANAだろうが、JALだろうが、UAだろうが、基本的には同じ値段なのです。通常はコレとノーマル運賃と読んでます。ノーマルなので、どの会社にも乗れるし、航空券の有効期限も発行日から1年間です。乗る日が急に変わっても手数料なしで他の日に変えたり、他の会社へ変えたりもできる、一番融通の利くチケット。その代わり、一番高いです。そのノーマル運賃に制限を加えていくと、安いチケットになります。ANAのエコ割やJALの悟空なんかは、安い代わりに一度予約を取ると変更できないとか、他社便へ振替できないなどの条件がつきます。

ま、そんなことはさておき、その航空券ですが、昔は赤い紙に真っ赤なインクでインパクト印字した紙だったんですよね。なぜ赤いのかは、航空券の裏側が真っ赤なカーボン紙になってるから。複写式ってやつですね。あれを上から順番にちぎって使ってました。

10年前にアメリカに行った時は、航空券がいっぱいありましたよ。(ちなみに、デトロイトとミネアポリスは乗り継ぎで降りただけ。ノースウェストは両空港はがハブになっていて、ここを通れば全米中に移動できるんですね。)

関空⇒シアトル
シアトル⇒サンフランシスコ
サンフランシスコ⇒ミネアポリス
ミネアポリス⇒アトランタ
アトランタ⇒デトロイト経由⇒ワシントンDC
フィラデルフィア⇒デトロイト
デトロイト⇒シカゴ
シカゴ⇒関空

ということで8枚も。確かにあのときに、航空券を盗まれたりでもしたら、僕はアメリカから帰って来れなかったかも。

そう考えると、チケットの電子化は乗客にもメリットはあるかな。

ちなみに、10年前に行ったアメリカ旅行記(当時はホントにノートに書いてた。そのノートが引越しにまぎれてどこかに行ってしまったのだが。)はコチラから。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿