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「発展的内容」って

2005年04月05日 20時12分24秒 | つれづれ日記
ニュースで、中学校用教科書の検定についてやってました。

その中で、現行の学習指導要領からなくなってしまい、時間的な余裕などがある場合に限り教えてもいいという「発展的内容」という話がありました。

私の中学のときには、たとえば、数学の「2次方程式の解の公式」「一次不等式」とか、理科の「元素周期律表」「イオン」とかは習った気がしますが、これが今の指導要領では教えない内容で、学習意欲が高い場合など、余裕があるときは教える内容だそうです。

ということは、普通に発展的内容を教わらないとすれば、中学では、2次方程式もすごくカンタンなものしか扱わないということですね。

私が一番びっくりしたのは、中学に入るまで月と地球の関係について習わないって言うことです。ちょっと前に、たくさんの中学生が「地球は止まっていて、月が地球の周りを回っている」という誤った知識を持っているというが話題になっていました。

小学校でも、小数点以下2桁以上の掛け算はやらないから、円周率も、3.14から3になってしまいましたね。まあ、おおよその数が分かればいいので、3でも3.14でもいいんですが、今の子供たちが、「円周率は3」という事実だけを見てて、「なぜ円周率が割り切れない数字なんだろうか」という、本質に突っ込んだ考えをしないというのも問題ですね。

私は、外大に行っていたんですが、頭は全くの理系で、数学と理科が大好きでした。特に小学校のときは理科の授業が大好きで、実験なんかは楽しくやってましたね。ただ単純におもしろいと思えたから、自然と興味がもてたし、うまくやれたんだと思います。


そういえば、高校生のとき、物理の授業で、天井からつるしてある電灯が振動で左右に揺れていたんですね。で、先生は、「じゃあ、重りを載せて、重くなれば、重力で止まるでしょう」と、電灯のかさのところに重りを載せたんです。授業はそのまま続き、みんな電灯のことも忘れていたのに、授業が終わるときに先生が、「みんなおかしいと気づかなかったの?」といったんです。なぜか?それは、振り子運動をするものの運動速度は質量とは全く関係がないから、重りを載せてもムダということなんですね。振り子運動の支点からの距離に関係するんです。先生は理科はすごく生活に密着してるということを知って欲しかったみたいで、そんなことをやったんですね。

なんだか今はゆとり教育という名の下、ホントに気づかなきゃいけないことは気づけないんでしょうね。

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