Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

イルミネーションが街を彩ります。このblogは幅広い話題で彩りますよ

敦煌3日目~砂漠を爆走

2003年10月06日 00時08分18秒 | ハオハオ!北京滞在記
今日は市内から離れた遺跡を見に行くことにしてましたので、タクシーを1日借り切ることにしました。まずどこに行こうかとYさんと話をしていると、ロビーに座ってた一人のオヤジが近づいてきました。どうやら彼はタクシーの運転手みたいで、彼が連れて行ってくれるとの事。で、行きたい所を挙げ、これだけだといくらになるか交渉です。はじめは300元からはじめました。ただ、1箇所だけとても遠いところがあるのでそこに行くとなると400元だということに。まあ、400元でも1人当たりは200元ですから安いんですけど。まあ、それならいいかということで彼の車へ。実はホテルの駐車場にちゃっかりと泊まってました。こいつらはホテルとグルなんですね。でも車はとてもきれいにしてありますし、車内もきれいにしてました。彼は車に乗るなり名刺を渡しました。どうやらそういった観光客向けに車を出す会社の人みたいです。このあたりは逆に普通のタクシーを借りるよりも安全かもしれないですね。彼はちゃんとその辺を知っている人ですから。

市内から向うときには「水はいるか?」とか聞かれました。途中では店はないので買うなら市内でということみたいです。こなれてますね。でも彼は道中、「あれは●●だ」とか「ここはいつ出来たんだ」とか話してくれました。とても気のいいおじさんでした。我々はいい人に当たったんでしょうね。

さて砂漠を走ること2時間弱。「玉門関」につきました。ここから西は西域です。玉門関では馬を連れたおばさんがしきりに「馬 乗って30元」と繰り返し日本語で言って来ます。しかも、」馬を連れて我々を追いかけてきます。おばさんだけならまだしも、馬はさすがに追われると怖いですね。玉門関からさらに数キロ行ったところに「長城跡」があります。長城といっても北京とかにある一般的に知られているようなものではなく、明代に作られたそうで、わらと粘土を重ねて積み上げられたものです。今でもわらが見えてます。

次はまたまた砂漠を2時間弱走り、もうひとつの関、「陽関」へ。ここも西域との境界です。今はのろし台の遺跡があるだけですが。ここでも馬を連れたおばさんたちがいます。同じように「馬に乗って30元」と日本語で言ってます。

さて、この偽タクシー運転手のおじさんですが、途中でお昼になったのでどっかの村にある食堂に入ることにしました。おじさんも当たり前のごとく着いてきます。で、同じテーブルに。メシを頼み一緒に食ってました。でもお金を払うようなそぶりはないんです。まあ、このおじさんは結構よくしてくれたんでその辺はYさんと話してまあ、いいんじゃないのと言うことにしましたが、普通のタクシー運転手とかを1日借りても食事代は我々が持つんですかね。

2時間弱も車に乗っていると大変ですが、Yさんは元某航空会社のチーフパーサーとしてあちらこちらにいったことがある人なのでいろいろと航空業界の話とかあちこちの旅行話を聞かせてもらいました。中でも興味深かったのは、エジプトの話。昨日、鳴沙山に行ったんですけど、そこにはラクダに乗せて山のふもとまで連れて行ってくれるサービスがあるんです。で、エジプトもラクダですね。載せてくれるサービスがあるそうなんですが、はじめに言った値段ではおろしてくれないんだそう。相手が言うままの値段を払わないとラクダから降ろしてくれないんだそうです。そういうところもあるんですね。

とにかく1日観光を楽しんで市内のホテルに戻ってくたわけですが、最後に運転手にお金を払うわけです。ここでも、朝に合意した値段を違うとか言ってきたらどうするかなとか考えてましたが、あっさりと400元を払うと帰っていきました。いやぁきちんと商売として成り立っているのか、400元が高すぎる金額だったのか、分かりませんが。

《下の写真は玉門関付近の砂漠です》