森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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「失われた3年」と政権-つぶやき#24
2011年は年初から内閣改造ではじまった。改造は前年の閣僚の問責を受けたものだった。このことに象徴されるように、今年1年の民主党政権は、政権の維持に汲々とするだけでなく、むしろそのことによって国民・有権者と政治との距離をさらに遠ざけてしまったといってよい。日本は、東日本大震災に3月みまわれた。そして原発事故。例をみない災害・事故に、いわば政権の命運をかけてしかるべきだと思ったが、あにはからんや。政府の対応は遅々としてすすまず、これがわが日本国のかじとりをはたして任されている政権なのかと思うくらい、責任感のみじんすら感じられないほどに菅内閣の反応ぶりは思えた。その菅直人は、原子力事故収束にむけた工程表のうち一段階の達成を自らの退任日として定め、その後、辞任した。しかし、民主党政権の実力は、たとえば被災者への賠償がいまもってほとんどすすんでいないといっていい現状に端的に尽くされている。
その後を継いだのは野田佳彦。野田の手法は、というものがあるかどうかもはっきりしないが、平たくいってしまうと煮え切らないようにみえる。けれど、はっきりしているのは、民主党政権のよってたつ支持基盤の要請を菅内閣以上に明確に位置づけ推進しようとしているということ。それは、普天間基地移転、消費税増税への強い執着に表れていると思う。別の言葉でいえば、自民党政権がやれなかったことを今やろうとしているといえるかもしれない。
この中で、大震災と原発事故は、電力会社ばかりか保安院のやらせも明らかにした。電力会社・原発企業と経産省、御用学者と政治家が「原子力ムラ」をつくり、「安全神話」をふりまきながら、原発推進につきすすんだこれまでの足跡が厳しく指摘された。この癒着構造をムラとよぶとすれば、どこにでもあるし、民主党によっても自民党政治がこうして継続するかぎりなくならないと思える。
政権はどうかといえば、防災担当大臣の松本龍はおよそ閣僚とは思えないほどの横柄な態度がメディアで鮮やかに伝えられ辞任した。さらに野田内閣のもとで、3人の閣僚が辞任または問責となった。被災地域にたいする無神経きわなりない発言の鉢呂。一川、山岡の言動はそもそもの閣僚の資質が問われるものだった。結局、野田内閣は終局へ向かっているように思えてならない。
今年は、いっせい地方選の年でもあった。地方政治に劇的な勢力の変化といえるものはなかったと思う。なるほど大阪での維新の会の勢力拡大がメディアでは意識的に報じられた。維新の会の拡大傾向はその後、11月の大阪府知事・市長選での松井・橋下の当選によって、あらためて有権者を惹きつけていることを示している(*)。それだけ有権者と今の政治が疎遠になっている証左だと考えてもよい。
こうして足早に今年を振り返ってみて、自民党にとってかわった民主党政権がそれまでの自民党政治をかえることができなかったというだけでなく、かえようともしなかったという現実が残ってしまう。有権者のなかには、自民党にない何かを期待して民主党に託した人もいるにちがいない。その点で民主党は鳩山・菅・野田の三代にわたって有権者を裏切ったということになる。
来年はまた内閣改造ではじまるという予感がまったくしないわけではない。そうなると、今年のはじまりをまた繰り返すことになる。この1年、政治は有権者の側からすると、いい方向にはすすまなかった、動かなかったということを意味するともいえる。失われた10年という言葉は、バブル景気崩壊後の90年代から2000年代前半に及ぶ不況の時期を指しているといわれている。それならば、いったい民主党政権下のこれまで3年足らずはどのように位置づけられるのか。それを仮に失われた3年として総括するためには、来年は、その否定の上にたった政治を国民の側にひきつけることが必要だし、そのための国民の作業が前提となる。それはまさに有権者の行動如何にかかっているように思う。
* 橋下と維新の会の勢力拡大を当ブログでどうみているのかは以下を参照ください。
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その後を継いだのは野田佳彦。野田の手法は、というものがあるかどうかもはっきりしないが、平たくいってしまうと煮え切らないようにみえる。けれど、はっきりしているのは、民主党政権のよってたつ支持基盤の要請を菅内閣以上に明確に位置づけ推進しようとしているということ。それは、普天間基地移転、消費税増税への強い執着に表れていると思う。別の言葉でいえば、自民党政権がやれなかったことを今やろうとしているといえるかもしれない。
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政権はどうかといえば、防災担当大臣の松本龍はおよそ閣僚とは思えないほどの横柄な態度がメディアで鮮やかに伝えられ辞任した。さらに野田内閣のもとで、3人の閣僚が辞任または問責となった。被災地域にたいする無神経きわなりない発言の鉢呂。一川、山岡の言動はそもそもの閣僚の資質が問われるものだった。結局、野田内閣は終局へ向かっているように思えてならない。
今年は、いっせい地方選の年でもあった。地方政治に劇的な勢力の変化といえるものはなかったと思う。なるほど大阪での維新の会の勢力拡大がメディアでは意識的に報じられた。維新の会の拡大傾向はその後、11月の大阪府知事・市長選での松井・橋下の当選によって、あらためて有権者を惹きつけていることを示している(*)。それだけ有権者と今の政治が疎遠になっている証左だと考えてもよい。
こうして足早に今年を振り返ってみて、自民党にとってかわった民主党政権がそれまでの自民党政治をかえることができなかったというだけでなく、かえようともしなかったという現実が残ってしまう。有権者のなかには、自民党にない何かを期待して民主党に託した人もいるにちがいない。その点で民主党は鳩山・菅・野田の三代にわたって有権者を裏切ったということになる。
来年はまた内閣改造ではじまるという予感がまったくしないわけではない。そうなると、今年のはじまりをまた繰り返すことになる。この1年、政治は有権者の側からすると、いい方向にはすすまなかった、動かなかったということを意味するともいえる。失われた10年という言葉は、バブル景気崩壊後の90年代から2000年代前半に及ぶ不況の時期を指しているといわれている。それならば、いったい民主党政権下のこれまで3年足らずはどのように位置づけられるのか。それを仮に失われた3年として総括するためには、来年は、その否定の上にたった政治を国民の側にひきつけることが必要だし、そのための国民の作業が前提となる。それはまさに有権者の行動如何にかかっているように思う。
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