森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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福田総裁の誕生は何を語っているか
福田康夫氏が次期自民党総裁に選出された。予想された結果だが、大方の想定内の結果であるという事実が、自民党の衰退ぶりを結果的に示しているのではないか。麻生氏が善戦したという評価もある。が、それとて福田、麻生両氏の主張がそれほど違いなく、そのこと自体が自民党のとるべき選択肢が限られていることを示している。
私は、コメントで指摘も受けたのだが、安倍首相の辞任の直接の引き金は、伝えられるような脱税疑惑ではなく、日米関係という枠組みのなかでとらえられるのではないかと思っている。要するにブッシュ・安倍会談の中で安倍氏が身を引くことが決められていたと考える。ブッシュの政治的名声(*)を確保することが優先されたといってもよいかもしれない。報道でも麻生氏が安倍辞任をあらかじめ知っていたということが話題になっているが、問題にしないといけないのはブッシュはすでに安倍辞任を承知していたのでないかという推測である。なぜ安倍氏が午後2時という時刻、つまりワシントンが真夜中という時刻に辞任を明らかにしたのか。この疑念は、ブッシュ了解済みということをおそらく支持するだろう。米国政府とは無関係に安倍辞任劇が演じられたとは私は考えない。
ともあれ、福田氏が選出された。すでにエントリーで示したように、自民党のとるべき道は限られている。安倍路線というものがあるとすれば、福田政権はこれを継承せざるをえない。私自身は、安倍政権自身が小泉政権を引き継ぐ新自由主義的「改革』路線をとらざるをえないという反面、小泉がもらたした社会の亀裂を手当するための新自由主義的対応をとらざるをえなかったのだと考えてきた。福田氏でなく、麻生氏であっても、これは同じことで、安倍路線を引き継ぐことが必定であり、その引き継ぎ方のちがいでしかない。
その意味で、自民党は当たり前の選択をしたということではないか。選択肢は限られていて、そこに同党の衰退の今をみるのだ。
いまの政局をうごかすのは、自民党でも、民主党でもなく、まさに国民の意思だということをつくづく、そしていよいよ思わざるをえない。
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*ブッシュが政治的に「後世に名を残す」可能性は米朝国交回復だと予想するのです。
【関連エントリー】
展望を語れない総裁選
価値観と外交
たとえば、古屋圭司衆院議員(「価値観外交を推進する議員の会」会長)は議連発足集会((07年5月17日))でいった。古屋氏はこう語っている。「外交は切り口だ。もう一つの趣旨はこれらの『価値』の根底に相通ずる真の保守主義にある」。皇室典範問題、靖国参拝、改憲手続き法、民法772条の300日規定などなど。これらの課題をあげ、「理念、政治信条で直結する問題で同じ価値観をもつ同志を糾合し、速やかに行動する」とのべた。
古屋氏の語るところは一つの価値観に貫かれているが、敷衍して考えると、価値観外交とは、同じ価値観の国同士の外交のことをいうらしい。これなら、外交にあらず。一つの政治的ブロックづくりにほかならない。
価値観外交議連の主張から察することができるのは、対中国ブロックがねらいということだ。
そもそも価値観をかかげて外交ができるのかと疑問に思うのは、つぎの理由からだ。
深刻な対立をもたらしかねない価値観を互いがかかげる事態を避けて、可能ならば平和な社会を築き、人間らしい社会生活を送る選択肢もまたあるからである。この意味で何が正しいか分からない状況もありではないか。
どんな価値観を抱こうとも、限られた地球という「空間」のなかで、資源を配分し、それを活用しようと思えば、それぞれにとっては絶対であるかもしれない価値観を一端は横に措いて、議論のテーブルにつかざるをえないと考えるのだ。
比較不可能なのである。だから、同じ価値観を共有する者だけを視野に入れる、入れようとする考え、つまり他者を排除しようとする考えには徹底して抵抗しないといけないのだろう。 [こ]
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*「coleoの日記;浮游空間」を一部改変した。