だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ホームランは、誰のもの?

2007-05-11 21:43:58 | 映画
日本人プレイヤーが、どんどん海外に流出している野球の世界。私は特に熱烈なスポーツファンではないので、選手の皆さんが自分の夢を叶えて、活躍されている分には別に文句もありませ~ん。しかし、日本のプロ野球の将来を心配し、大いに憂いている友人もおります、はい。

なんでこんな話をしているかというと、「へぇ~、メジャーリーグってこんなこともメジャー級なのねぇ~」と、変に感心してしまった映画がやってくるんです。それが「100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!」。お察しの通り、ドキュメンタリー映画です。

監督・脚本は、これが初のマイケル・ウラノヴィックス。2004年のロサンゼルス映画祭で、“最優秀ドキュメンタリー(観客賞)”受賞と、フェニックス映画祭でも、“最優秀ドキュメンタリー(審査員賞)”受賞という栄誉を受けています。さて、どんな映画かというと…。

サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズ。有名です。2001年10月7日、それまでの最高記録(セントルイス・カージナルスのマーク・マグワイアが持つ70本塁打)を上回る73本、ワンシーズン最多本塁打記録を更新!そのホームラン・ボールをめぐる大騒動、大訴訟の物語なんですねぇ~、これが。

そもそもホームラン・ボールを見事キャッチした人が、そのボールをオークションとかで売り、高額のマネーをGETする…そんなことを目的化しているのがおかしい。でもそこは人の世。今までも61年のロジャー・マリス選手の、ベーブ・ルースの持つ年間最多本塁打記録を破る、61号ボールは5000ドル(約180万)!

さらにマーク・マグワイアが98年に出した、70号ボールは270万ドル(約3億円)!!こうしてホームラン・ボールは億万長者への夢の近道となってしまったのです。で、この映画の主役バリー・ボンズの打った73号ボールをキャッチしたのが、日系アメリカ人のパトリック・ハヤシ氏。

しかしホントは自分がはじめにキャッチしたんだ!と、名乗り出たのがアレックス・ポポフ氏。つまりパトリック・ハヤシ氏に盗まれた!と主張。ことは法廷に持ち込まれ、訴訟騒ぎへと発展。結果は?ハヤシ氏の勝ち~♪映画は、この騒動626日を描いた爆笑ドキュメンタリーです。見る?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする