だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

100年の歴史を見る!

2007-05-23 21:54:39 | 映画
上野の東京都美術館で、毎年11月に開催されていた“日展”。絵画などのファンの方は、一度は行かれたのではないでしょうか?私も何度も行ったことがあります。作品は、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書に分かれ、その膨大な量の素晴らしいこと!

私はいつも日本画と洋画だけ(時間がかかるので…)なんですが、来日の展覧会とはちがう感動を覚えて帰ります。作者の方の名前など、無知な私は知る由もありませんが、絵画好きには本当に楽しいひとときを過ごしていました。

その日展が、今年から六本木に新しくできた国立新美術館に移行します。今年開催の第39回日展は、11月2日から12月9日の予定です。すでに国立新美術館へは行ってきましたが、その際、『ここで日展(公募展)をやるんだなぁ~』って思って見てきました。そして今年、日展は記念すべき開催100年を迎えます。

その本展を前に、記念の展覧会が開催されます。「日展100年」と題した展覧会は、日展の歴史とともに日本美術の100年でもあるんです。そもそも日展は明治40年、第1回文部省美術展覧会(略して文展)として明治政府が開催したのが、はじまり。その後、「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えてきました。

当初は、日本画・洋画・彫刻の3部門でしたが、昭和2年の第8回帝展から美術工芸が加わり、昭和23年の第4回日展から書が加わりました。まさに日本の美術のすべてが展示されてきたわけですね。

今回の「日展100年」には、第1章文展、第2賞帝展、第3章新文展、第4章日展として、各時代の名作を公開。上村松園「花がたみ」(第9回文展)、岸田劉生「童女」(第3回帝展)、横山大観「皇大神宮図」(第2回新文展)、東山魁夷「秋翳」(第1回新日展)などなど。そうそうたる顔ぶれ!

この夏、六本木に日本美術の歴史を見に行きませんか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする