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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ありえない、1対10万

2007-01-16 11:54:46 | 映画
いつまでも若く、美しい男優。香港を代表する俳優、それがアンディ・ラウです。誰も異存はないでしょう?ついこの間、ロマンチックな「愛と死の間で」(05)に出演して、ファン(私も)の涙を絞りました。うむ。レオとデイモンの「ディパーテッド」のオリジナル、「インファナル・アフェア」(02&03)シリーズや、「LOVERS」(04)のようなアクション物もカッコイイ!

1961年9月27日生まれで、もう45歳。なのにあの美しさは何!?たまりませんね。そんなアンディの最新作が、「墨攻」です。この不思議なタイトルの映画、実は原作が日本の漫画。“ビックコミック”に92年から掲載されていたそうで、あいにく私は知りませんでしたが…。

物語は、中国の春秋戦国時代。侵略を否定し、他者を等しく愛せという“兼愛”という思想を持つ、墨家という集団がいました。また戦乱の世にあって、攻撃をせず守り抜く“非攻”を掲げていたのです。墨家は紀元前5世紀末、思想家の墨子によって創設されました。

大国“趙”の攻撃で、落城寸前の小国“梁”から援軍を求められた墨家。送り込まれたのは、たった一人。それが天才戦術家の革離(アンディ・ラウ)だったのです。対するは、“趙”の巷淹中〈こうえんちゅう)(アン・ソンギ)率いる、10万の兵士。

ありえない状況下で、1対10万の闘いが始まります。革離は墨家の秘策を持って、巷淹中の猛攻に次々と立ち向かいます。次第に両者の間には、敵同士でありながらもお互いの勇気と力を認め合う想いが、生まれるのでした。

果たして、この闘いの結末は?たった一人で望んだ革離は、自らの使命を果たすことができるのか?わぁ~、すごい物語ですね~!期待!ちなみに、墨家は秦の始皇帝の中国統一によって、戦国時代の終焉とともに忽然と消えてしまったそうな。いったい何があったのでしょう…。ますます、興味が沸きますね。見ましょう♪
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ペンギン大好き、もう待てない!

2007-01-14 21:28:48 | 映画
父の名は、メンフィス(ヒュー・ジャックマン!)。母の名は、ノーマ・ジーン(ニコール・キッドマン!)。こんな豪華な両親を持つ僕は、マンブル(イライジャ・ウッド)。幼なじみの彼女は、グロリア(ブリタニー・マーフィー)。こんな映画、ありえない!?いえいえ、あるんです。実は私、去年から待っているんです。

そう、「ハッピーフィート」で~す!!南極のペンギンの世界を「マッド・マックス」シリーズや、「ベイブ」シリーズのジョージ・ミラー監督が、最高に楽しいアニメにしちゃいました!全米公開後、2006年のLA批評家協会賞とNY批評家協会賞で、アニメーション賞を受賞♪日本でも予告編が始まっているので、ご存知の方も多いはず。

私たちの知らないペンギンの世界では、大人になるまでに自分だけの“心の歌”を見つけなくてはいけません。そうなんだぁ~。小学校では先生が今日も、生徒たちに大切な“心の歌”のお話をしています。ところが、1人だけ歌えない子が…。皇帝ペンギンのベイビー・マンブルは、超オンチ。

どうやら父親のメンフィスから、受け継いだらしい?歌が歌えないのは、ペンギンじゃな~い!と仲間たちから見放され、一人ぼっちになり、旅に出たマンブル。旅の途中、出会ったのが、ラモン(ロビン・ウィリアムズ)をリーダーにした、ラテン系ペンギン5人組の“ジ・アミーゴス”。←こいつら、最高!実はマンブルは、ダンスが得意!

彼らにダンスを褒められ、ソウル・シンガーでカリスマ教祖、イワトビペンギンのラブレス(またまたロビン・ウィリアムズ!)に、御目文字。マンブルの“心の歌”は、ダンスだったのです!成長したマンブルは故郷に帰り、ダンスを披露。しかし、長老ノア(ヒューゴ・ウィーヴィング)から追放命令が…。どうなるマンブル?

25000匹のペンギンが、歌い、踊る「ハッピーフィート」。ペンギン好き(私!)には、たまりませ~ん。早く、見たいよぉ!
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難しくても、見たい芝居

2007-01-12 19:46:02 | 演劇
芝居にはそのテーマが、一般人にはなかなか馴染みのないものだったり、やたら難しいものだったりして、ストーリーを見ただけで「今回はパス」なんてことも、有りがち。しかし、劇作家、演出家、出演者、スタッフがあまりに魅力的でどうしても見たい!と、思う作品があります。

デヴィッド・オーバーン作「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(05)は、天才数学者の父ロバートの死後、ある定理の証明をした次女キャサリンの物語。日本でも舞台化され、私も観劇。数学という高度な学問をテーマにしています。でもどんな定理かは、難しくてわからない…。

コペンハーゲン』という舞台は、もっと難しい…。なにせテーマが“物理”うう~。「相補性原理」とか「不確定性原理」、さらには「量子力学」「粒子」「波動」とか、チンプンカンプン。こんな難しい言葉が飛び交う芝居を、果たして理解することはできるのか?

2001年10月の初演時、この舞台を見ました。内容より出演者に強く惹かれたからでした。出演者は江守徹、今井朋彦、新井純の3人。マイケル・フレイン作、鵜山仁演出、やっぱり見たくなるでしょう?そして今回は再演。主役は江守さんから、村井国夫さんに変わりました。

1941年、デンマーク王国の首都コペンハーゲン。ドイツ人物理学者ハイゼンベルク(今井朋彦)は、ユダヤ系デンマーク人の物理学者ボーア(村井国夫)を訪ねます。2人はかつて親子のような絆を持ち、20年代に量子力学を共に研究・確立した師弟だったのです。

しかし、今やハイゼンベルクはナチスの秘密計画に携わり、一方のボーアはアメリカと通じている疑いを持たれているのでした。ハイゼンベルクの訪問の目的は?そこで何が話されたのか?原爆の開発・製造に関わる“謎の1日”を、演技派の3人が魅せてくれます!

テーマが難しくても、見たい芝居がこれ!未見の方は、この再演を見逃さないよう!もちろん、私も見に行きます。今度は、内容もじっくり楽しもうっと!
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無実を信じて…

2007-01-11 20:36:07 | 映画
2006年ベルリン国際映画祭で、銀熊賞(監督賞)を受賞した映画が、いよいよ公開です。「グアンタナモ、僕達が見た真実」…、グアンタナモってご存知?キューバの南東部にある都市名。私がこの地名を知ったのは、だいぶ前。

東南部のグアンタナモ湾に、アメリカ海軍基地があります。ここには2002年のアフガニスタン戦争以降、アルカーイダやタリバンなどを収容。あのキューバになぜ、米軍基地があるのか?不思議ですよね。かつてから“租借権”を持つ米国に対し、1903年、キューバ政府は基地の永久租借を承認。

1953年カストロによるキューバ革命が起き、カストロは非合法だというものの、今も現存。基地の周りには地雷を設置し、事実上の“治外法権”となっています。中身が見えない“治外法権”ですが、2004年の収容者への暴行が明るみに出て、世界中から注目を浴びました。

この映画は実話。パキスタン系イギリス人青年アシフは、結婚するため3人の友人と共にパキスタンへと旅立ちます。現地カラチで隣国アフガニスタンの悲惨な状況を聞き、自分たちの目で見たいと国境越え。(観光じゃないんだからぁ~)

そこで戦闘に会い、国際テロリストとして逮捕。グアンタナモ基地に送られてしまうのです!無実でありながら、しかもイギリス人であるにも関わらず、パキスタン系というだけで2年以上もの日々、基地で収容所生活をすることになってしまったのです。想像できない…。

監督は、「バタフライ・キス」(95)「ウェルカム・トゥ・サラエボ」(97←これも素晴らしい作品です)、「CODE46」(03)の マイケル・ウィンターボトム。そして彼の作品の編集や第2監督を務めた、マット・ホワイトクロスの2人。

実話であるがゆえ、慎重にドラマ化され、出演者は本人に良く似た俳優を起用。この映画は、ドキュメンタリーとして見ることができるでしょう。真実を知りたい…!
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異邦人たちの六本木

2007-01-10 19:38:42 | 展覧会
六本木へは、俳優座へ芝居を見に出かけたり、TOHOシネマズ六本木ヒルズに映画を見に行ったりと、私にもおなじみの場所。この六本木がまた、大好きになります。1月21日(日)新しい美術館が開館します!その名は、『国立新美術館』です。(東京都港区六本木7-22)

この美術館は、文化庁と独立行政法人国立美術館が主体となり、東京大学生産技術研究所跡地に建築された、日本最大規模を誇る美術館なんだそうです。さらに美術館独自のコレクションは持たずに、アートセンターとして展示等に力を注いでいくようです。個人的に、近場にこんな素晴らしい美術館ができるなんて、最高!

裏話として、現在上野の東京都美術館で開催している“日展”など、公募展の展示会場の狭さが建設の発端だとか。うむ、納得。都から国へ移った訳で、当初は“ナショナル・ギャラリー”と仮称が付けられていました。しかし、コレクションも学芸員も置かないコンセプトなので、その名はボツ…。

記念すべき開館記念の展示は、“異邦人たちのパリ 1900-2005”。パリのモダン・アートの殿堂、ポンピドーセンター所蔵作品の数々がやって来るのです。芸術の都パリと呼ばれるこの地には、異邦人(エトランジェ)が多く活躍していたのです。スペインのピカソ、ロシアのシャガールやカンディンスキー、イタリアのモディリアーニ、日本の藤田嗣治などの画家たち。

彫刻家としてルーマニアのブランクーシ、スイスのジャコメッティ、写真家としてハンガリーのブラッサイ、アメリカのウイリアム・クラインやマン・レイ、ドイツのマイワルドなど。さすが、国内最大級の展示スペース(14,000m2)!!なんとこれらの作品、約200点が展示されます。見応えありますね~♪

“森の中の美術館”をコンセプトに、波打つ美しい建物の外観も見物。ちなみに設計は、黒川紀章氏。さあ、出かけましょう!
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神さまたちのニュージーランド

2007-01-09 19:33:05 | 展覧会
“テ・パパ・トンガレワ”って?(Te Papa Tongarewa)実はニュージーランド国立博物館のことなんですって。日本ではお正月の門松も取れ、いよいよ冬本番。寒さもこれからですね。そんな中、ニュージーランドから楽園の神さまがやって来ます。夏が大好きな人には、たまらないかも。

東京国立博物館で開催の“マーオリ 楽園の神々”。ハワイやグアムとは違う、ニュージランドとは?オーストラリア大陸の南東にあり、首都はウェリントン。イギリス連邦加盟国で国旗にもユニオン・ジャックが。公用語は英語、マーオリ語。

冒頭の“テ・パパ・トンガレワ”は、マーオリ語だったんですね~。ちなみにウェリントンは、“テ・ワンガヌイ=ア=タラ”(Te Whanganui-a-Tara)なんだそう。うむ。ここにはあの「ロード・オブ・ザ・リング」や「キング・コング」のピー・ジャク(ピーター・ジャクソンね)やリチャード・テイラーのウェタ・デジタル(特殊効果工房)があります。

1000年も前に優れた航海術で、アオテアロア(マーオリ語のニュージーランド)にやって来て入植したマーオリ人。そこは猛獣のいない楽園だったのです!ワカと呼ばれるカヌーに乗って来た、イウィ族。パータカと呼ばれた高床式の倉庫、ファレヌイという集会所を建築。さまざまな儀式や集会を行ない、独自の文化・美術を生みました。

ネックレスやペンダント、耳飾り(カペウ、クル)、中央柱(ポウ・トコマナワ)の男性像や女性像、操り人形(カレタオ)、手斧の刃(トキ)、宝箱(パパ・ホウ、ワカ・フイア)、釣り針(マタウ)、装飾用の櫛(ヘル)など、約120点が展示されます。

映画ファンには、おなじみのニュージーランド。旅好きにもおなじみ。近場の上野で、その歴史を垣間見ましょうか?
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走る!流線型バイク

2007-01-08 20:49:20 | 映画
名優アンソニー・ホプキンス。1937年12月31日英国ウェールズで、パン屋の息子として生まれました。61年からロンドンの王立演劇アカデミーで学び、数々の舞台に出演。映画デビューは、ピーター・オトゥール主演「冬のライオン」(68)で、この手の映画の大ファンの私は、もちろん見ました。

レオン・ユリス原作の『QBセブン』のTVムービー化、74年の同名映画は、ベン・ギャザラとの法廷での対決が見ものでした。とにかくデビュー時から現在まで、TVMや未公開作も含めておよそ65本の出演作を誇る、名優です。

オスカーノミネートは、「日の名残り」(93/主演男優賞)「ニクソン」(95/主演男優賞)「アミスタッド」(97/助演男優賞)。受賞はご存知、代表作となった「羊たちの沈黙」(91/主演男優賞)。ここで演じたハンニバル・レクター博士は、ホプキンスの代名詞になってしまいましたが…。

あまりに多くの役柄を見事なまでに演じてしまうので、いったい本人の素顔はどんな?と思ってしまいますね。映画が作り出すイメージって、ホントすごい力を持っているものです。で、今回公開される作品は今までのイメージで見てはいけませ~ん!びっくりするかも!

まずタイトルが、「世界最速のインディアン」(05)。えっ、ホプキンスがインディアンの役~?しかも世界最速って、アクションもの~?ありえな~い!!←これが私の第一印象。ホプキンスは、昨年のお誕生日で69歳。引退の声も聞こえた昨今でした。

“インディアン”とは、1920年型インディアン・スカウトと呼ばれるバイクのこと。1899年ニュージーランド生まれのハーバート・ジェームス・マンロー、通称バート・マンローは21歳の時、このバイクと出会います。60歳を越え、今では年金暮し。しかしいくつになっても、自分はライダー。

長年、廃品を利用し改造したインディアン・スカウトが、いったいどのくらい走るのか?そこで彼は、ライダーの"聖地"アメリカ・ユタ州ボンヌビル塩平原で行われる“スピード・ウィーク”と呼ばれる、大会に出場を決意。狭心症を持ち、渡航費もままならないにも関わらず、彼の挑戦は終わりません!

ついに1967年、1000cc以下クラスで世界最速記録を樹立したのです!やったぁ~。未だに破られていないこの記録。これはすごい!監督は「13デイズ」(00)「リクルート」(03)のロジャー・ドナルドソン。期待いっぱいです!
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テロの裏表

2007-01-06 21:12:07 | 映画
映画の邦題には、“~に向って”ナントカというタイトルが結構多いです。たとえば、リチャード・ウィドマークの「太陽に向って走れ」(56)、ロバート・レッドフォードの「夕陽に向って走れ」(69)、ポール・ニューマンの「明日に向って撃て!」(69)、ウィリアム・カットの「新・明日に向って撃て!」(79)、カーク・ダグラスの「愛に向って走れ」(83)など。

何かに向うことで“希望”や“信念”“勇気”を表すことができるんですね。日本人好みのタイトルといえるでしょう。しかし、たくさんあるとどれがどれやら…っていう悩みも生まれたり…。

また1本、そんなタイトルの映画が登場。「輝く夜明けに向かって」監督は、「パトリオット・ゲーム」(92)や「今そこにある危機」(94)「ボーン・コレクター」(99)のフィリップ・ノイス。おっ、期待!今度のテーマは“テロリスト”。やっぱり、時代ですね。

この映画も実話です。1980年代の南アフリカ。“アパルトヘイト”と呼ばれる人種隔離政策が行われていた、アフリカの人々にとって過酷な時代。セクンダ石油精製工場で働く、パトリック・チャムーソ(デレク・ルーク)は、妻と2人の子供と暮らしています。

ANC(アフリカ民族会議)という組織が起こした工場爆破事件。普通の暮らしをし、テロとは無縁のパトリックは事件の犯人と疑われ、逮捕されてしまいます。テロ対策班の捜査官ニック・フォス(ティム・ロビンス)の執拗な尋問や追及を受けたものの、証拠不十分で釈放。

それからのパトリックは自ら、“自由の戦士”となることを決意。しかし、それは政府の方から見れば、“テロリスト”。まさに鏡の裏表ですね。ここで面白いのは、フォスの方。白人で、今までの映画なら良い側。フォスはテロリストを憎むあまり、パトリックをひたすら追い詰めていきます。背景にあるのは、フォスも子供がいる父親だということ。

演じるティム・ロビンスは、「ミスティック・リバー」(03)で助演男優賞を受賞。若い頃からかわいい顔(♪)して、いい人を演じることが多かった人。でも最近はいろんな役に挑戦。このフォス役も単に1面だけではない、複雑な人物を演じてます。ますます期待!

硬派の映画ですが、見応えがありそう~。楽しみです。
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特製ミートパイはいかが?

2007-01-04 21:36:47 | 演劇
市村正親、大竹しのぶ、キムラ緑子、ソニン、城田優、立川三貴、斉藤暁、武田真治主演のブロードウェイ・ミュージカルが、始まります。私もチケットを手に早く見たい!と、観劇日を待ってます♪タイトルは、“スウィーニー・トッド”!!演出は、おなじみ宮本亜門。楽し~み♪

この作品を生み出したのは、スティーブン・ソンドハイム(1930年3月22日NY生まれ)。彼の代表作には、「ザ・ガールズ・オブ・サマー」(56)「ウエストサイド物語」(57)「ローマで起こった奇妙な事件」(62)「カンパニー」(71)「フォーリーズ」(72)

「リトル・ナイト・ミュージック」(73)「太平洋序曲」(76)「スウィーニィ・トッド」(79)「ジョージの恋人」(84)「イントゥ・ザ・ウッズ」(88)「パッション」(94)「イントゥ・ザ・ウッズ」(02)などなど。ミュージカルファンのみならず、その見事な楽曲にもファンは多いはず。

日本でも何度も上演されている作品の数々。で、今回の“スウィーニー・トッド”は26年前、1981年に鈴木忠志演出で市川染五郎(現在、松本幸四郎)と鳳蘭主演で初演されています。(もう~26年?私も見ました!)18世紀末のイギリス、床屋のベンジャミン・バーカーは髪の毛をカットするかわりに、のどをバッサリ!金目の物を盗んだ上、死体は隣のラヴェット夫人へ。

肉屋の夫人は、死体をミートパイにして販売。ところがパイはおいしいと大評判!ますます、殺人→泥棒→解体→ミートパイ→繁盛のサイクルは繰り返され…。“フリート街の悪魔”として有名な実話をミュージカルにする、というソンドハイム。ありえない!でも、すごい!

79年、ハロルド・プリンスの演出で上演、ロングランを記録。同年のトニー賞では、作品賞/主演男優賞(レン・カリュー)/主演女優賞(アンジェラ・ランズベリー)/演出賞(プリンス)/楽曲賞(ソンドハイム)を受賞。お見事。映画は、ジョン・シュレシンジャー監督の97年版。ベン・キングズレーとジョアンナ・ラムレイ主演。見たぞ!

ここでうれしいニュース♪ドリームワークス製作で「スウィーニー・トッド」が映画化。ティム・バートン監督×ジョニー・デップ、6度目の夢の共演!こわっ~。うふふ♪
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ベン・ヘクトをご存知?

2007-01-03 20:36:17 | 演劇
春、加藤健一事務所の新作がやって来ます!タイトルは、“特急二十世紀”。ピカピカのそして久々の新作。待ってましたよぉ~。加藤さんの舞台は、いつも良質で、しかも舞台から感じる印象は、とにかく舞台が好き♪という感覚。作り手も、演じる俳優もそして観客も迎えるスタッフも。

みん~な芝居が好きでたまらない!っていう感じ。とても居心地がいいんです。一度見れば必ず舞台っていいなぁ~って思うはず。さて、今回の“特急二十世紀”TWENTIETH CENTURY の原作者は、ベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーの2人。1934年ハワード・ホークス監督、ジョン・バリモア(ドリューのおじいちゃんね)とキャロル・ロンバード主演で映画になっています。

実はベン・ヘクトってすごい人!原作/脚本には…ジョージ・ラフトの「暗黒街の顔役」(32)オリヴィエの「嵐ケ丘」(39)シャルル・ボワイエの「運命の饗宴」(42)タイロン・パワーの「海の征服者」(42)ヒチコックの「白い恐怖」(45)と「汚名」(46)

ヴィクター・マチュアの「死の接吻」(47)ファーリー・グレンジャーの「恐怖の一夜」(50)カーク・ダグラスの「ユリシーズ」(54)ロック・ハドソンの「武器よさらば」(57)ジョン・ウェインの「失われたものゝ伝説」(57)と「サーカスの世界」(64)レモン&マッソーの「フロント・ページ」(74)クリストファー・リーヴの「スイッチング・チャンネル」(88)など。

すごいわ!芝居に話を戻すと、ブロードウェイの名プロデューサー、オスカー・ジャッフェ(カトケン)は、今はヒット作に恵まれず資金繰りも苦しい…。かつて無名の女優リリー・ガーランド(日下由美)と組んで大ヒットを飛ばしたものの、彼女は今はハリウッドへ。

そんな2人が偶然、シカゴ発NY行きの特急二十世紀号に乗り合わせてしまいます!今や人気の大スターになったリリーを、自分の舞台に立たせようと思い立ったオスカーは、なんとしても契約にこぎ着けたい!オスカーの願いを乗せて、特急列車はNY目指して、ひた走る!!

カトケン見なくちゃ、春は来ない!?楽し~み♪ワクワク。
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