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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

紛争は終わらない…

2007-01-20 14:43:56 | 映画
2005年暮れに書いた映画、「ホテル・ルワンダ」(04)。昨年の2月、この映画を見て、とても感動しました。1994年にこんなことがあったなんて…。平和すぎる日本では、想像もつかない民族紛争。知らないでは済まされない、現実がそこにはあったのです。こういう映画こそ、見るべきです。(DVDでどうぞ)

この映画の翌年、2005年に制作されたのが「ルワンダの涙」です。監督は、「ロブ・ロイ」(95)「ジャッカル」(97)「容疑者」(02)のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。主演は、ジョン・ハート、「キング・アーサー」(04)のヒュー・ダンシー。

原案を書いたのは、イギリスBBCの報道記者デヴィッド・ベルトンという人。ルワンダで取材に当たっていた時の体験を元にしています。目の前で起こっている信じられない虐殺。それなのに自分では何も出来ない現実。心に残る深い自責と悔恨…。映画のメッセージの重さを、ヒシと感じさせます。

「ホテル・ルワンダ」と同じ、94年のアフリカのルワンダ共和国。英国人ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、海外青年協力隊の英語教師として赴任します。そこは、イギリス・ローマン・カソリック教会の公立技術専門学校(ETO)。運営の責任者は、クリストファー神父(ジョン・ハート)。

フツ族とツチ族の民族紛争の真っ只中、国連治安維持軍の監視や学校へのベルギー国連軍兵士の駐屯など、緊張が高まっていました。きっかけは、フツ族出身の大統領が乗る飛行機が撃墜されたこと。フツ族による虐殺を逃れて学校にやって来た、ツチ族の難民たち。

神父の強い意志で守られていた難民たちも、国連軍が退去した5日後には、次々に殺されてしまうのでした…。その数2500人。万能に思われている白人の無力さ。この映画の視点は、白人からのものです。その点は「ホテル・ルワンダ」とは、違いますね。

デヴィッド・ベルトンと取材班は、映画のモデルになったボスニア人神父に、匿われた経験を持っていましたが、神父は後年、ルワンダの首都で殺害されたそうです。この映画は、実話といっても良いでしょう。そう、私たちは知るべきなのです。
コメント (2)
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