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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

難しくても、見たい芝居

2007-01-12 19:46:02 | 演劇
芝居にはそのテーマが、一般人にはなかなか馴染みのないものだったり、やたら難しいものだったりして、ストーリーを見ただけで「今回はパス」なんてことも、有りがち。しかし、劇作家、演出家、出演者、スタッフがあまりに魅力的でどうしても見たい!と、思う作品があります。

デヴィッド・オーバーン作「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(05)は、天才数学者の父ロバートの死後、ある定理の証明をした次女キャサリンの物語。日本でも舞台化され、私も観劇。数学という高度な学問をテーマにしています。でもどんな定理かは、難しくてわからない…。

コペンハーゲン』という舞台は、もっと難しい…。なにせテーマが“物理”うう~。「相補性原理」とか「不確定性原理」、さらには「量子力学」「粒子」「波動」とか、チンプンカンプン。こんな難しい言葉が飛び交う芝居を、果たして理解することはできるのか?

2001年10月の初演時、この舞台を見ました。内容より出演者に強く惹かれたからでした。出演者は江守徹、今井朋彦、新井純の3人。マイケル・フレイン作、鵜山仁演出、やっぱり見たくなるでしょう?そして今回は再演。主役は江守さんから、村井国夫さんに変わりました。

1941年、デンマーク王国の首都コペンハーゲン。ドイツ人物理学者ハイゼンベルク(今井朋彦)は、ユダヤ系デンマーク人の物理学者ボーア(村井国夫)を訪ねます。2人はかつて親子のような絆を持ち、20年代に量子力学を共に研究・確立した師弟だったのです。

しかし、今やハイゼンベルクはナチスの秘密計画に携わり、一方のボーアはアメリカと通じている疑いを持たれているのでした。ハイゼンベルクの訪問の目的は?そこで何が話されたのか?原爆の開発・製造に関わる“謎の1日”を、演技派の3人が魅せてくれます!

テーマが難しくても、見たい芝居がこれ!未見の方は、この再演を見逃さないよう!もちろん、私も見に行きます。今度は、内容もじっくり楽しもうっと!
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