だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カインは去りて、エデンの東ノドの地に住めり

2005-10-21 21:50:19 | もう一度見たい!
本名 James Byron Dean、1931年2月8日インディアナ州マリオン生まれ。早くに母親を亡くし、叔母夫婦に育てられます。49年再婚した父親に引き取られ、サンタモニカに移ります。カリフォルニア大学法学部に進みますが、演劇への情熱から演劇部へ。

エキストラなどで活動後、NYへ渡り舞台に出演し始めます。本格的に演技を学ぶため、有名なアクターズ・スタジオへ。同期の俳優には、ポール・ニューマン、マーロン・ブランドがいます。ちょうどそこ頃、エリア・カザン監督に認められて出演したのが、「エデンの東」でした。

ここまで読んで、「あっ、ジェームス・ディーンのことね」と分かっていただけましたね。実はその「エデンの東」(54)が、美しくなって再上映されます。うれしいですね~。もちろん、リアルタイムでは見ていないのですが、名画座やTV放映で何度も見て、夢中になったものです。

原作はジョン・スタインベッグ、監督エリア・カザン、脚本ポール・オズボーン、音楽はレナード・ローゼンマンでした。そして当時、開発されたシネマスコープ(シネラマ)という大画面の上映でした。おっきなスクリーンで見る映画は、本当に迫力で大好きでした。最近は大型スクリーンの劇場が、少なくなって…。

「エデンの東」は、旧約聖書の“カインとアベル”の物語に題材を得た作品です。父親のアダムは、弟のキャルよりも兄のアーロンを可愛がり、キャルは自分の出生を疑います。死んだと聞かされていた、実は失踪した母親ケートを探し出し、何も知らないアーロンを引き合わせるのです。

アーロンは兵役を志願、それを知った父アダムは脳卒中で倒れてしまいます。父に愛してもらいたかった一心だったキャルは、死の床の父親とようやく心を通わせることができたのでした。認められたくて努力するキャルの姿、本当の母の姿を見て苦悩するキャル、ジェームス・ディーンの自然な演技と感情表現は、見る物の心を捉えて離しません!

彼は、55年の「理由なき反抗」56年の「ジャイアンツ」の3本しか、出演作品(端役は別)がありません。「ジャイアンツ」撮影終了間際の55年9月30日、愛車ポルシェ・スパイダーに乗って正面衝突し、事故死。24歳でした。永遠の青春スター、ジェームス・ディーンの「ザ・コンプリート ジェームス・ディーン コレクション」も発売されます。うぅ…涙が出ます。
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1 コメント

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多分と (totto200511)
2005-10-29 22:23:01
TB下さるだろうと

東京まで 朝出て 今戻ったところです。

書くだけかいて 逃げ出してしまいました。

ありがとうございます。
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