曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

接待汚職事件で隠されている企業・省庁・政治家名

2018年09月25日 14時00分16秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

 

接待汚職事件で隠されている企業・省庁・政治家名

             

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ジャーナリストの伊藤博敏氏が「現代ビジネス」に

「マスコミ報道だけでは見誤る「文科省汚職事件」の深い闇」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56790

と題する論考を掲載された。

連日報道されている「文科省汚職事件」であるが、この事件について伊藤氏
は、

「東京地検特捜部とマスメディアの司法記者が、検察の“落とし所”に向けて
事件を作り上げるという構図」

であると指摘するが、その構図に、

「「妻ブログ」が次々に告発する中身」の見出しを付して、

「「ネット時代の犯罪報道」を象徴、「妻ブログ」が上記構図に異議を突きつ
けるものとなっている。」

と指摘している。

「妻ブログ」とは、

「谷口浩司のホームページ」
http://kojitaniguchi.com/

で「谷口浩司を信じる妻の疑問」のサブタイトルがつけられている。



当該「文科省汚職事件」は、

東京医大前理事長の臼井正彦氏を贈賄側、文科省の佐野太前局長と谷口浩司氏
を収賄側とする裏口入学事件、

谷口浩司氏を贈賄側、140万円相当の接待を受け、スポーツ庁幹部の紹介な
どの便宜を図った文科省の川端和明前国際統括官を収賄側とする接待汚職事件

のことである。

谷口氏の妻が執筆者であるとされるブログは、7月24日に東京医科大学不正
入学問題で贈賄側、収賄側が起訴された直後に立ち上げられ、連日のように記
事が更新されて現在に至っているという。

伊藤博敏氏が指摘するように、「谷口浩司のホームページ」には、谷口氏がこ
れまで行ってきた「活動」が、詳細に、写真データなどとともに記述されてい
る。

一般市民はマスメディア報道によって事実の断片しか知ることができないが、
流布されている情報だけで問題=事件の全貌と理解してしまうのは危険であ
る。

検察は事案のある一部だけを切り取り、ストーリーを構築して、その切り取っ
たストーリーをメディアにリークして事件を誘導する。



報道するメディアは、検察情報の裏を取り、背景事情を独自に調査して報道す
るべきであるが、現実には検察情報に依存して、検察情報を右から左に流して
いるだけのことが多い。

また、メディアの側でも、さまざまな事情から、把握している事実の一部だけ
を、何らかの思惑をもって、意図的に流布することも多い。

そもそも日本の検察は腐り切った組織であり、刑事訴訟法第1条に記述されて
いる

「刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつ
つ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを
目的とする」

という条文は死文と化している。

重大犯罪が明白に存在しているのに無罪放免にすること、

犯罪事実がまったく存在しないのに、無実の市民を犯罪者に仕立て上げること

が、政治的な思惑を背景に頻繁に実行されている。

谷口氏の妻が執筆しているというブログには、谷口氏の「接待活動」に登場す
る政治家、官僚、そして、資金を拠出したと見られる企業名および代表者名が
実名で記述されている。

ところが、これまでの事件報道では、文科省以外の省庁名および関係者名、政
治家名、資金拠出源と見られる企業名および代表者名がほとんど登場していな
い。

このブログの記述を読む限り、事件捜査および報道が著しく偏っているとの印
象を否めない。



「谷口浩司のホームページ」に記述されている内容が事実に即しているのかど
うかは判定できない。

したがって、事実関係を断定することができない。

以下の記述は、この前提の下におけるものになるが、ブログ記事の記述内容か
らは、ある傾向が感じ取れる。

ブログには、まず田中一穂氏の写真が掲載されている。

田中一穂氏は安倍首相の秘書官を務め、その後に財務事務次官に就任した人物
である。

会食に同席しただけで文部科学省の戸谷一夫事務次官が犯罪者扱いで報道され
ている現実を踏まえるならば、田中一穂氏の会食同席についても、写真などが
報道されてもおかしくはないように思われる。



また、裏口入学したとされる佐野氏の子息の受験結果が一覧で表示されてい
る。

ここに記載されている受験結果が事実であるとすると、「裏口入学」との決め
つけにも疑問が生じてくることになる。

また、接待費用などの資金提供をしたと考えられる企業がNHK関連企業であ
るとも記述されている。

そして、この企業の顧問に名前を連ねている人物が総務省審議官と懇意にして
おり、谷口氏、川端氏と、この両名が飲食接待に同席していた事実があるとい
う。

さらに、谷口氏は経済産業省の官僚ともっとも親密に交際していたと記述され
ている。

家族での会食回数は2年間で100回を超えているというから驚きである。



上記した、資金拠出源と見られるNHK関連企業については、当初の事件報道
にはまったく登場しなかったが、「谷口浩司のホームページ」に企業名が記載
された後に、この企業と思われる企業に関する情報が報道され始めたという。

さらにブログは、NHK関連企業が入居していたビルに存在する、別の企業名
を挙げている。

しかし、これまでの報道では、この企業に関する情報がまったく表に出ていな
いという。

事実関係を確認したわけではないから、あくまでも伝聞情報ということになる
が、検察捜査とメディア報道が、完全に文科省だけを標的にしたものになって
いることは明白だ。

文科省の前川喜平前事務次官が、加計学園問題で、行政プロセスが歪められた
ことを公言した。

内部資料の存在も明らかにして、このことによって加計学園に対する獣医学部
新設認可が極めて歪んだ行政プロセスを経て決定された事実が浮き彫りになっ
た。



安部首相からすれば、前川喜平前文科事務次官には、極めて痛いところを突か
れたとの思いが極めて強いのだと思われる。

このことがあって、文科省に対するイメージを引き下げるために、今回の事件
が「創作」され、「印象操作」されている疑いが濃厚である。

しかし、伊藤氏が指摘するように、「ネット時代」の特徴として、真実、事実
を知る者は、その真実、事実を広く世に公表する手段を持ち始めている。

真実を明らかにする市民の声が拡散される「風穴」が、たしかに開いているの
だ。

戸谷一夫事務次官の会食が大きく取り上げられるなら、田中一穂元財務事務次
官の会食も大きく取り上げられてもおかしくはない。

文部科学省だけでなく、総務省、経済産業省の官僚との親密な関係の事実が存
在するなら、その関係にも焦点を当てる必要があるだろう。



こうした情報がネット上に公開されれば、良識と良心のあるメディアが、事実
関係の調査に乗り出すことが出てくるだろう。

そのことによって、新たな事実の発掘も可能になってくる。

検察は虚偽公文書作成や、国有地の払い下げに係る巨大な不正の事実を把握し
ながら、これらの重大犯罪を立件せずに、無罪放免にするという言語道断の行
動を示してきた。

その一方で、メディアに大報道させている文科省接待汚職事件は、事件として
の核心がはっきり見えてこない。

そのなかで逮捕、起訴された谷口浩司氏の妻が記述しているというブログの記
載内容は、極めて重要な情報を広く世間に伝えるものになっている。

良心を失っていないメディアは、ブログ情報を基に綿密な調査報道を展開する
べきだ。

  http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/gomi/tobucleancenter/sutokkumanejimento.html



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