裏切りのTPPがトドメ…自民党議員「36人」参院選で
落選の危機
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2015年10月8日
昔は「断固、反対」と気勢を上げていた自民党議員たち。しょせんは選挙のためのパフォーマンスに過ぎなかったようだ。
5日に大筋合意したTPP。自民党は野党時代の2010年に「TPP参加の即時撤回を求める会」を発足させ、選挙公約にもしている。だが、安倍政権がTPP交渉参加にかじを切ると、その勢いは失速。会の名称も「TPP交渉における国益を守り抜く会」に変更された。
現在、会には衆参で計約260人が参加しているが、今回の大筋合意でも全く存在感はなし。安倍首相の恐怖政治を前に、ただただ沈黙するしかなかった。こんな形だけでしか反対できない議員は、すぐに国政から退場してもらったほうがいい。本紙は「国益を守り抜く会」に所属し、来夏に選挙を控える自民党参院議員36人をピックアップ。落選「当確」の議員たちだ。
当然ながら、「農業王国」と呼ばれる地方が数多く含まれている。
5日に大筋合意したTPP。自民党は野党時代の2010年に「TPP参加の即時撤回を求める会」を発足させ、選挙公約にもしている。だが、安倍政権がTPP交渉参加にかじを切ると、その勢いは失速。会の名称も「TPP交渉における国益を守り抜く会」に変更された。
現在、会には衆参で計約260人が参加しているが、今回の大筋合意でも全く存在感はなし。安倍首相の恐怖政治を前に、ただただ沈黙するしかなかった。こんな形だけでしか反対できない議員は、すぐに国政から退場してもらったほうがいい。本紙は「国益を守り抜く会」に所属し、来夏に選挙を控える自民党参院議員36人をピックアップ。落選「当確」の議員たちだ。
当然ながら、「農業王国」と呼ばれる地方が数多く含まれている。
すでに参院選では学生団体「SEALDs(シールズ)」が、安保法案に賛成した与党議員に対し“落選運動”することを宣言している。米国の言われるままにTPP合意を許した自民党議員に対し、農業や医療などに携わる人たちが結束して、選挙で「NO」を突き付けるのは自然な流れだ。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「『TPP反対』は自民党の選挙公約だったはずです。せめて国民に釈明すべきですが、今の自民党はそれすらも許されない。これで、昔から自民党を応援していた医師会や農協などの団体や組織がことごとく離れていくでしょう。さらに、過去の選挙では創価学会の婦人部が一生懸命応援していましたが、安保法案でさすがに目を覚ましている。これまでのような活動はなくなるはずです。野党にとっては、次の選挙で完全に逆転できる政治環境が整ったといえるでしょう」
安保法、TPPで、自民党の瓦解は近い。
「『TPP反対』は自民党の選挙公約だったはずです。せめて国民に釈明すべきですが、今の自民党はそれすらも許されない。これで、昔から自民党を応援していた医師会や農協などの団体や組織がことごとく離れていくでしょう。さらに、過去の選挙では創価学会の婦人部が一生懸命応援していましたが、安保法案でさすがに目を覚ましている。これまでのような活動はなくなるはずです。野党にとっては、次の選挙で完全に逆転できる政治環境が整ったといえるでしょう」
安保法、TPPで、自民党の瓦解は近い。