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そんな好奇心から衝動的に作りました。

学年末に思うこと

2008年03月15日 11時46分18秒 | job

 今週いっぱいでレギュラーのクラスが終わりました。 先週までに今週渡すべきお便りや、宿題、成績表をすべて終わらせることができたので、なんとなく切羽詰ることもなく、余裕を持った日々を過ごせました。 やっぱり仕事はきちんとやっておくのがよい。w

 今週で2007年度すべてのクラスを終えるということで、もう来月から会えなくなる生徒が何名かいます。 中学三年で卒業する子、中三に上がるので進学塾にいく子、小学校を卒業すると同時に塾へ行く子、中学受験のために塾へ行く子、引越しをする子、など。。。
 塾に行く為に私の教室をやめるということは私の力不足を否めないわけですが、自分の目標に向かって、そちらの方ががんばって勉強できる、ということであれば、「影ながら応援しているよ!」という気持ちで送りだそう、と気持ちを向けることができます。 けど、やっぱり寂しいね。 この季節は。 最後のクラスを終えるたびに、「頑張ってね。」と言いつつ少しへこんでいる自分がいます。 以前は「受験生なんて責任の重い生徒はいないほうが楽だわ~。」と思えたんだけどね。 「受験も任せてください!」と言えるほど実力も情報も私にはないからね。。。

 けど、4月からまだまだ私のところでがんばる生徒の人数の方が多いわけです。 期待を裏切らないように、へこんでなんかいられないのです。 来年度からは幼稚園生のクラスは新教材になるし、小学生にも新たなクラスがスタートするし。 その下準備や予習をこの春休み中にしっかりやらなくちゃ。

 そして、昨年4月に中一になった生徒達はとても張り切っている頑張りやぞろいです。 私が特に指導しているわけでもないのに、ほとんどの生徒が英検4級まですでに合格しています。 この生徒達に「この春休みに講習をやりましょうか?」と持ちかけるとみんな揃って「やる。」との返事。 そうそう。 これもやらなくちゃ。

 英検は5級で中1終了程度、4級で中2終了程度の内容となっています。 小学生のうちに英検取得を目指して塾なり、独学で勉強し、3級くらいまで取得する子が多いこの頃です。 私の生徒にしても中一の段階で4級取得という彼らの独学の成果を褒め称えるべきなのですが、はっきり言って4級範囲内である不定詞、動名詞、受動態、また、おぼえるべき単語、熟語など理解していないことが多いことは明らかです。 受かったからいいや、と安易に納得することはできません。 
 また、3級にしても中三終了程度、ということなのに、高校受験前までに3級もしくは準2級取得を目指し、みんな勉強に励みます。 年に3回の英検は6月、10月、1月に行われるので、高校受験願書提出に間に合う3年生の10月までに、少なくとも3級は合格したい、と生徒達は願うわけです。
 もちろん一生懸命に勉強することはちっとも悪いことではないのですが、それが受験の推薦等に係わってくるとなると、なんかおかしな気がします。 
 せめて、試験範囲内をすべて学習した上での受験が望ましいと思うのですが。。。それをするには学校より先取りの学習をせざるを得ません。 中間、期末の試験もあり、ほかの教科の学習、宿題もある中、大変なことだと思います。 私にしても、レギュラー以外で英検のために時間を取ることは非常に困難です。
 ましてや小学生がそれをすべきことなのか。。。最近塾でも英語を教えていますので、そういう子達は5級、4級を受けるよう、塾から指導があるようです。 保護者の方から「英検は?」と聞かれるたび、私は「英検は中学生になってからでいいのでは?」と答えます。

 話はそれましたが、そういうわけで、春休みには中学生に講習をします。 いきなり英検3級範囲の勉強をさせようとは思いません。 2年生の予習的内容にしたいと思っています。 ただ、高校受験対応のCD付きの単語集は紹介して、やるように勧めようと思っています。 

 あとは長文を読むことを習慣づけるような何かを。。。と思っているのですが。 使用している問題集には【長文読解】という内容の設問があるのですが、受験を考えると短すぎると思うのです。 小学生が多読のリーディングを始める中、中学生にも何か楽しみながら読めるリーディングブックを与えてみたいと思っているのですが、どう取り組ませるかが問題です。 
 本だけ用意することは簡単です。 レベル別のいい本がたくさんあり、しかもインターネットなどで簡単に手に入ります。 ただ、「読んでみなさい」とおいておくだけでは読まないだろうな。。。と。 
 けど、読書は受験のみならず、学習した文法にとらわれず大量に英語に接することができるという点や、文章から得られる様々な経験や情報がより深い学習に繋がるだろう、という点から、是非中学生にもやってもらいたいと思っているのです。

 う~ん。 つべこべ言わず、とりあえず本だけでも用意しようかな。 読書はまず手に届く範囲に本があることが大切、とも聞いたし。 

 なんだかんだ言って、まずやるべきは掃除だな。w 
 新教材やら、そんな本を置く場所を確保しなくちゃ。 そして、適当になっている資料やゲーム教材たちも取り出しやすく整理しなくては宝の持ち腐れ。 7年間でかなりひどい状態になっているこれらを、きちんとするところから始めよう。
 
 って、こんなこと言ってて春の講習の授業準備、できるんだろうか!? ちょっと焦ってきた。w ブログ書いてる場合じゃない?(爆 
 新学期が始まるまでやっぱりやることがいっぱいだな。orz
でも、がんばりますよー!

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ina)
2008-03-15 13:24:34
Laylaさんの教室便りを読むたびに、一生懸命生徒のことを考えていらっしゃるのがうかがえて偉いなと思います。






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Inaさん (Layla)
2008-03-16 01:16:37
言ってることと、やってることがちがーうっ!
と、言われないように頑張ります。w
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準備 (Kiyo)
2008-03-16 08:24:13
教えるクラスの範囲が広いので、準備も大変ですねえ。
わたしも中学に入ると同時に、英語の塾に入れられました。長崎の短大を出た女性が自宅で教えていました。低い長い机(3人くらい座れる)を8畳くらいの部屋にコの字型において6-8人位の授業だったと思います。
中学3年間(3年の夏まで?)通いました。野球に夢中になってサボったこともあったし、関係代名詞を訳すのに「なになにしたところの」と後から訳すのがおかしかったり、中2の期末か何かでchirch を church と書いて99点だった悔しさとか、今でも思い出します。
結局、この先生に習ったおかげで英語が得意になり、こうこうに入ってさらに素敵な先生方に出会い、一層好きになりました。
大学合格発表を見ていてくれたらしく、お祝いをいただいた時はびっくりしたし嬉しかったものです。
今でも時々思い出します。
わたしは英語の道には進みませんでしたが、NYにも行ったし、英語を使う生活もしたので、これも元はこの先生のおかげでもあります。
というように、Laylaさんの今の頑張りが、きっと生徒の子らの力に変わると思いますよ。どこの高校に入るか、中学に入るか、は思っている以上にどうでも良いことだと今の私は思います。と言っても希望校に入れ、希望の仕事に就け、光に満ちた道を歩むのが悪いと言っているわけではありません。
一度にやろうとしないで、一つ一つ手をつけましょう。そういうのを子供はしっかり見ています。
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Kiyoさん (Layla)
2008-03-17 14:17:18
へぇ~。 Kiyoさん、野球をしていらしたんですね!

おぉ~。 Kiyoさんの先生はまさにわたしのクラスにそっくりな授業形態です。 でも、わたしはまだまだ受験生まで自身を持って教えられないなぁ、というところです。

生徒達がKiyoさんのようになってくれることは本当に理想的です。 みんながそういう力を身につけてくれることを願ってやみません。
一つ一つ、ですね。
そうなんですよ。
結局私が焦っていると、生徒が自信を失くすように感じます。 
着実にやってゆこうと思います。
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Unknown (Jun Rajini)
2008-03-19 04:43:55
Laylaさん、生徒思いのいい先生だなあと思います。
僕の中高時代を振り返ると、英語で教え方の上手な先生はほとんどいなかったと思います。中2の時の高1~2の時に英語の授業がちっともわからなくなりました。でも、荒れた中学で授業が崩壊していたからでもあり、必ずしも先生のせいではないのです。

 高校時代の先生は、友人と話していても「どうしてあんな教え方で給料をもらえるのかね」と言い合うくらいにひどい授業をする先生ばかりでした。

 でも「英語は自分で勉強するもの」だと何度も言っていたI先生の言葉は忘れられません。結局、授業を僕は利かないことに決めてNHKの「ラジオ英会話」、「百万人の英語」早見優の本、スヌーピーの漫画、FENの「アメリカントップ40」などで、英語を楽しいと思いこませていくうちに、楽しんで英語を勉強できるようになりました。
 (こんな先生の授業のために、英語が苦手になってたまるものか)と内心思いながら、必死に勉強していました。苦しかったけれど、振り返ると「いい先生」に巡りあわなくてよかったのかもしれないなあと思います。

 英語を教えることもありますが、僕が宿題として指示すること以上のことをやろうとしない生徒がほとんどなんです。もっと貪欲に英語を読んだり聞いたりすればいいのになあと思います。
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Junさん (Layla)
2008-03-20 01:31:23
 そうですかぁ。。。
どんな点を「あんな教え方」と感じられたんでしょうか? 私も案外そうかもしれませんよ。
 いろいろ考えているつもりでも、授業時間や自分の能力には限りがありますからね。

 私は中学入学以来、英語は好きだったし、中学3年間の勉強をしっかりやったら英語が話せるようになる、と言った先生の言葉を信じて、テストではいつも90点台を取れるくらいは勉強していたのですが、さっぱりでした。 その後、高校、短大と英語を勉強しましたが、それほど上達しませんでした。

 今思えば、学校で習ったことは一生懸命おぼえましたが、それ以外のことはまったく勉強していませんでした。 ラジオ英会話なんて特別な人が聞くものだ、と思っていましたし、英語の本なんて、もっと英語が出来る人が読むものだ、という気持ちでした。

 もっと学校の先生がそういうものを紹介して勧めてくれればやったのに、という言い訳と、好きだと言いつつ自分から積極的に勉強しようという気持ちがまったくなかったことを今では反省します。

 学生時代自分がやらなかったのですから、生徒達がそういうことをしなくてもちっとも不思議ではありません。 でも、せめて「こういういいものがある。 聞きなさい。 読みなさい。」と勧める活動はやらなくちゃ、という気持ちです。 

 生徒達は学校の勉強や、わたしのクラスの勉強などで手一杯で、それ以上のことなどできない、と言います。 昔の私のように、「学校の勉強さえやっていればペラペラになれる」と信じている子たちに、「それじゃ、ダメなのよ。」というのは非常に空しい気もします。 でも、実際、今英検1級を持っている人たち、英語がペラペラな人たちがどれだけたくさん勉強したか、ということは教えなくてはいけないと思っています。 それは、そういう人たちにブログやMLを通じて知り合うことができたことがきっかけですから、大変ありがたいと思っています。
 いずれにしてもまずはきっかけを与えることが大切だろう、と思っています。
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