out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

ドングリ観察記

2005年11月01日 13時39分40秒 | weblog



ブランコ横のコナラ




西のコナラ


 初夏の頃、公園のドングリの木々に小さなドングリの実とその花らしきものがついているのを見つけました。子供が小さな頃はよくこのドングリを拾って、おままごとに使ったり、集めた実でクリスマスツリーのオーナメントを作ったりしたものです。
 その当時は気づかなかったのですが、この公園内でもどうやら数種類のドングリがあるらしい。。。と思いました。花や葉、出来立ての小さな実の形が明らかに違うのです。そこで、ドングリが大きくなり、秋になって落ちるまで、写真を撮っておこう、と思いました。
 今回こちらのサイト『どんぐり銀行』の中の『どんぐりの種類』のページを拝見すると、本日ご紹介するこの木はどうやら『コナラ』らしい、と判明。(もし、違っていたら教えてください。)ほかに2種類の木を観察しましたが、まずはこの『コナラ』のドングリの成長を見てください。

*今回より写真をクリックすると大きな画像で見られるように設定してみました。

2005年7月13日
ブランコ横

花の名残のような物と、小さな実がなっていました。
この時、このでこぼこの丸い実がどうやってドングリになるの?と不思議でした。

7月31日
ブランコ横

実がふっくらしてきたようです。

7月31日
ブランコ横

上の写真と同じ日ですが、中にはこんな風になっている実もありました。
でこぼこの実の中から、よく見るつるっとしたドングリの実が出てきたようです。
この中身がどんどん大きくなるのかしら?と、まだまだ半信半疑でした。

7月31日
西のコナラ

やはり同じ日ですが、西の木にもこんな実が見られました。
でこぼこの実が徐々に開いてゆく様子が上写真よりわかると思います。


8月27日
ブランコ横

つるつるの中身がニョキニョキ大きくなってきました。
始めにでこぼこの実に見えた部分はすっかりドングリの帽子になってきました。
まだ、大きい帽子に見えます。

8月27日
西のコナラ

こちらの実もずいぶん立派になってきました。
緑のつるっとした部分が、まだ傷もなくきれいで初々しいです。

9月28日
ブランコ横

中の実が長くニョキーっと伸びました。
よく知っているドングリらしい形になってきました。
帽子もすっかりちょうど良い大きさになりお似合いです。
帽子のステキな柄も見て下さい。


10月14日
ブランコ横

台風で緑のうちに落ちてしまった実もたくさん見ましたが、こんな風に茶色になった実が見え始めました。

10月14日
ブランコ横

木の下には落ちたドングリが目立ち始めました。
歩くとブチブチパチパチ踏んでしまいます。
うぅぅ。かわいそう。。。

10月14日
西のコナラ

既に来年の為の花が咲いています。
花。。。ですよね。。。?(汗


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ドングリの成長に興味を持ったもう一つのきっかけがあります。

 これは娘が上記リンク『どんぐり銀行』で作った通帳と残高ページです。
先日池袋の支店へどんぐりを持って預金をしに行き、もらってきた物です。
「83D」というのはどんぐりを83個預金しました、という意味です。夏休み前から、夏休みの課題の為にこの活動を調べている事を知ったためです。

 ここ以外にも『どんぐり銀行』は各所あるようですが、おもな活動は
①どんぐりを集めて苗木として払い戻すといった緑化活動。
②どんぐり預金をきっかけに、県民参加による森林づくり活動や、自然観察やクラフト等をとおした森林体験をし、積極的に森づくりに携わっていってゆく場をつくる。
といったもののようです。

 興味深かったのは、「私たちの生活が変わってくるのにつれて、森の様子も変わってきました。人々が森に入らなくなったのです。「里山」の木はどんどん大きくなり、太陽の日をさえぎってしまいました。暗くなった森ではドングリたちは大きくなることができません。やがて、カシやツバキのような葉っぱが厚くてテカテカと光る木々が茂る、暗い森に移り変わってしまいます。」(本文抜粋)
人が森に入り手入れしなければ保たれない自然もどうやらあるようです。
 いずれにしても、手軽に楽しくどんぐり拾いをすることで、山の森が増えるのはうれしいことだな、と思いました。

 もう少し、どんぐりの写真が続く予定です。w

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ina)
2005-11-02 12:05:53
とてもlaylaさんらしい記事ですね。私のblogで以前書きましたが、NHKの知るを楽しむの、宮脇先生の回は本当に面白かったです。どんぐりを拾い、それを苗木に育て、森をよみがえらせる話で、その森本来が持つ植生を大切にしなければという事でした。松が多いのは良いことではないとのことです。自然を破壊したために森の形が変わっていくという話もあって、示唆に富んだものでした。
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Inaさん (Layla)
2005-11-02 14:14:31
ふむ。なるほどですね。

本来は人間が手をつけず残されてゆく森がベストなのでしょうが、そうもいかない現代ではきちんと手入れをして、上手く付き合ってゆくことが大切なようです。

戦後植林された山が今はほったらかし、というのがかなりダメージ与えているそうです。スギ花粉なんかもそのいい例のようですね。
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初めて知りました (lika-leo)
2005-11-03 01:51:04
どんぐりが、成長していく写真を

初めて見ました

地面に落ちる寸前か

落下後しか見たことなかったから

単純に感激



あと、自然も人によって

破壊されるだけじゃなく…

山里を守る為

人の手が必要と知り

ビックリ



この記事を拝見して

ブラックバスが、頭にすぐに浮かびました

例えが悪いですが…



自然と共存して行くことの

大切さを感じました
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たのしいですね (n208hh)
2005-11-03 02:58:34
我が家の裏庭の敷地に隣接して、大きなどんぐりの木があります。高さ約30メートルもあり,子供たちはその巨大さに尊敬を込めて「トトロの木」と呼んでいます。我が家の窓からよく見えるので,同じ様に,一年のサイクルがブレックファストテーブルから,よーく観察でき,今は,落ちた実を拾いにリスが大挙して押し寄せて、しっぽをぷりぷりふって,しきりに拾っています。こちらにも,こんなどんぐり銀行があれば,我が家は貯蓄王になれる事間違いなしなのになあ~。人と自然との共存。賢くなりたいですね。この方面には....。
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お返事 (Layla)
2005-11-04 00:22:16
◇lika-leoさん

わたしもそうなんです。

落ちているドングリを拾ってばかりで、どう木になっているのかさえよく知らなかった。。。(汗

ブラックバスは一時期湖の生態系を崩すと問題視されていたように記憶していますが、その後スポーツフィッシングが流行り、ブラックバス釣りなんてよく聞きますけど、どうなっちゃっているんでしょうね?



◇n208hhさん

イギリス、アメリカ、カナダなど、都会の公園でもよくリスを見かけますが、どうしてなんでしょうね?

うちでも飼っていたハムスターにドングリを与えた事がありますが、きれいに半分に噛んで割ったのには感動しました。



以前テレビでイギリスの森について放送していたのをたまたま見ました。イギリスでは(特定の地域かもしれませんが)敷地と敷地の境を森で仕切っているが、その森を伐採して宅地に開発している為、森が少なくなった、と言うような内容だったと思います。(ちょっと記憶が定かではありませんが、汗)

ある意味ただの森ではなく、歴史的な背景のあるものですから、どんどんなくなってゆくのはさびしいですよね。で、その境の森って英語で特別な名前があったような気がするのですが、ご存知だったら教えていただきたいのですが。。。
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森が少なくなっている? (n208hh)
2005-11-04 05:33:32
うーむ、森を伐採して,宅地に?   

これは私が勉強不足なのかもしれませんが,森を切って宅地にしているところを,この国で見た事がありませんし、どんどんなくなっているという報道も特にありません。

家すら,今まで,一件の家が建っていたところに,新しい”一件の家”を建てる事は,まれにありますが,家並みは他の家にあわせないといけないので,全部壊すと言う事は,まれで,ファザードをそのままに,後ろだけ大改築と言う例を良く見ます。個人の庭にある,ある程度の大きさの木も、カウンシルが管理しているものが多く.自分の敷地にたっている木も勝手に切る事は許されていません。確かに,今この国では流入する広がったEUからの移民たちのために住宅は不足していますが,森を切って宅地にするなどという事は,多分この国では地域住民の,猛反対を受ける筈です。携帯電話のマスト一本を住宅街に建てる事も,地域の反対が強くて出来ない国ですので...。境の森について、夫,子供たちにも聞いてみましたが,「わからないなあ~」との返事。役に立てなくてスミマセン。
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観察 (Kiyo)
2005-11-04 10:30:30
いいですねえ。この観察。私たちがあるものを見るのは、ほんのある時期だけですね。たとえば落ちたどんぐりとか。

それをこのように時系列で見られるのはとても良いことです。

私も辛夷の実の移り変わりを初めて一年を通して見ました。

ブログを初めて、いいなあと思った点です。今まで見なかったものを見るようになりますね。
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いつの間に (パン・ド・カンパーニュ)
2005-11-04 21:40:02
どんぐりの写真を時系列に撮っておいたのですか。私が槍ヶ岳に登頂した日のもありましたよ。



確かに、日本では林や森を簡単に伐採しすぎていますね。将来のことをぜんぜん考えていない。ニュータウンやゴルフ場の開発が物語っています。今につけが来そうですね。



Inaさんのコメントに出てくる宮脇氏は、私のとおーい親戚です。血はつながっていませんが。昔、環境問題がクローズアップされた時代、テレビとかによく出ていました。懐かしいですね。
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お返事 (Layla)
2005-11-04 23:47:47
◇n208hhさん

Σ(゜∀゜;) あひぃっ。

私の記憶違いだったでしょうか。。。?

それにしても建築物管理の徹底振り。すごいですね。

そういうわけで、街並みが整ってきれいに見えるわけですね。日本ではがんがんマンション作って、この不景気に誰が買うんだろう?と思っても結構すぐに完売する。不思議です。

教えてくださり、ありがとうございました。



◇Kiyoさん

そうなんです。ま、ネタ探しというと風情がないですが、ひとつ目的を決めると写真も撮りやすかったりしますね。芸術的、技術的なことはなかなか時間が掛かるので、こういうのは自分でも気軽に楽しめます。

成長する物を見るのはいいものです。



◇パン・ド・カンパーニュさん

つけかぁ。怖いなぁ。

それをなんとか食い止めるよう知恵や努力を出し合ってゆかないといけないんでしょうね。

ドングリ拾いくらいなら、やるやる♪
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Unknown (もこ)
2005-11-05 03:13:25
どんぐり銀行、気に入った!w

Laylaさんの観察記録、素晴らしいです。
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