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自然と遊ぶブログ

ゆっくり登ろう!~自転車・テレマーク・登山の記録~

もてぎエンデューロ7時間ソロ

2014-05-10 | 自転車レース・イベント
もてぎエンデューロ7時間ソロの部11位/出走120人 35周回・252キロ

決戦仕様のサーベロS5VWDとストラーダSL


落車を恐れてC59は家で留守番。

ストラーダはアルミなので7時間も乗り続けると身体がガタガタになるかと懸念していたけど、
路面状況がよかったからなのか、ボーラのおかげか、特に問題はなかった。

コースプロフィール

国際サーキットを自転車で走れる機会はそうあるものではないし、オーバルコースとなればなおさら貴重だろう。

アップダウンもバックストレートの標高差40メートルほどの登りくらいで大したことはないし、
自転車に乗り始めたばかりの人でも気軽に周回できるコースだと思う。

ちょうどバックストレートを登り切ったあたり。


舗装はもちろんキレイでよくグリップするし、道幅も広くて走っていて気持ちいい。

「究極のエアロフォームを教えてやるぜ!」

う~ん、これは体幹がマッチョじゃないと真似できないね。真似しないけど。。。

ウェアは長袖で正解だった。


オーバルのバンクは思っていたほどきつくない。走るのはインベタなので関係ないけどね。


秋田の自転車乗りはこの看板前で記念撮影するように!


トップガン現る!!

かっちょいい撃墜王がこの後撃墜されることになるとは。。。


さて、写真があるのはここまで。クソな文章力で備忘録を残しておく。

まずは食事&補給について。当日の朝食は移動中とスタート前にモゴモゴ食べた。
コンビニで購入した大盛りパスタ、カロリーメイト4本、ミニつぶあんパン5個、ウイダー1個。
入れれるもんは先に入れとけと考えて食べられるだけ食べたけど、スタートして5周くらいはお腹いっぱいで辛かった。
量より食べるタイミングやね、スタート直前はキケン。落車したら出たね。。。

補給食は背中とくまおさんに貸してもらったトップチューブのバッグにスポーツ羊羹2個、ハニースティンガー3個(ちゅうちゅう1号)、ウイダー1個、
メイタンのドロドロカフェイン3個(ちゅうちゅう2号)を携行して走った。

大切な水はボトル2本で合計1.2リットル。
雨もあり700のボトルには全く手を付けなかったけど、晴れなら足りなかったと思う。


9時ちょうどに7時間エンデューロスタート。スタート直後の混乱を避けるためなのか、4時間の部は3分後にスタート。
受付に時間がかかったせいで最後尾からのスタートになってしまった。
大会関係者各位、もう少し受付ブースを増やしてカテゴリーごとに並ばせた方がいいでしょう。

スタート後は無理しない範囲でスピードを上げて徐々に前の方へ。
さすがにプロ選手が引く先頭集団は先に行ってしまい、無理して先頭集団に追いつくか、それとも現状キープするか、第二集団内を走りながらくまおさんと協議。
最初から無理しても先が長いし、3分後にスタートして追いついてくるであろう4時間エンデューロの集団が来てから考えますかと、現状キープ。


そして、運命の3周目。


オーバルコースの中間で4時間エンデューロの先頭集団にオーバーラップされる。
僕らの7時間エンデューロの第二集団もまだ人数が残っている状態で、僕の右後方をくまおさんが走っている並びだった。
追い抜く列車とそれに乗り換えようとする人が入り混じってカオス状態。
限られた自分のスペースでとにかく列車の流れを乱さないように集中していると、右前方10メートルほどで2台が接触して落車が発生。
ブレーキもハンドルも操作する間もなく、僕の右隣の人が巻き込まれる。

激しい衝撃音と飛び交う怒号。

落車の発生があまりに直前すぎて真っ直ぐ走ることしかできなかったけど、逆にそれがよかったのかも。
とにかく無傷ですり抜けることができた。

が、我に返ると後ろを走っているはずのマリア・ローザがいない!!

すぐにでも停車して戻りたかったけど、集団の真ん中だったので停車することもできない。
少し走って事故現場が見えるところまで来ると、ピンクジャージが止まっているのが目視できたので、そのまま1周走って現場に戻ることにする。

しかし、現場に戻ると誰もいない。リスタートしたのならいいが、病院に運ばれていたりしたら大ごとなので、安否確認のためにピットイン。
ピット入口で誘導している大会関係者に救護所の場所を聞いても要領を得ず、次に受付の人に聞いてもどこか分からないとのこと。
どんな運営してるねんと怒りながら受付の人が呼んでくれた大会関係者にようやく救護所の場所を教えてもらい、ピットから少し離れた救護所へ向かう。
さすがインターナショナルサーキットの救護所、パーテーションで区切られた立派な治療スペースが4箇所あり、まるで病院みたい。
ジャージを脱いで上半身の手当てをしている人が3、4人いて名前を確認してもらったけど、くまおさんは運ばれてきていない様子。

次に荷物を置いているピットを探して少し待ってみるも「熊出没注意」ならず。。

う~ん、すっきりしないけど、リスタートしたんだろうと自分に言い聞かせて、僕もリスタート。

しばらく列車に乗ったり、牽いたり、ソロでダラダラ走ったりしながら70キロくらい走った頃だったか、ピットアウトしてくるマリア・ローザを発見!

やはり落車に巻き込まれて、車に戻って曲がったブラケットを直していたらしい。とにかくご無事で何より。
再会を祝してしばらく先頭交代しながらランデブー。このまま一緒に走っていけるのかと思いきや、、、

直後、先頭集団で形成される激速列車が僕らを追い抜く。

くま「ちょっとアレに乗ってくるよ!」

Q「はぁ?」

耳を疑うとはこのこと。が、有言実行のオトコは本当に激速列車にパイルダーオン!

遠ざかっていく先頭集団。

先導バイク、ブリッツェン、ブリッツェン、ブラーゼン、ブラーゼン、イナーメ、ブリッツェン、ブラーゼン、、、マリア・ローザ!!(笑)

目を疑うとはこのこと。国内トップ選手がマリア・ローザをアシストしているみたいに見えた。まじで。

懲りない人は修羅の世界に戻ってしまったので、ちょうどいい列車を捕まえたり、千切ったり千切られたりしながら独りで周回を重ねる。
3時間が過ぎた頃には小康状態だった雨が急に本降りになりビショビショ。
ソロの場合はスタートしてしまえば雨が降ろうが濡れようが走り続けるしかないので、逆に開き直って走ることができた。

150キロ程走ると、くまおさんど2度目の再開。「お久しぶり~最近はどう?」的な会話を交わす。

まるで元カノに街中で偶然バッタリ出会ったような気恥しい感じ(笑)

ちょっと違うか。

元カノとしばらく一緒に走っていると、今度は僕の後輪がスローパンク。
最初は気のせいかと思っていたけど周回を重ねる度にグリップせずコーナーでズルズルするようになり、鈍い僕もようやくパンクに気付いた。

実はスタート前に空気を入れた時から延長バルブ部分の空気漏れが発生しており、
くまおさんに押さえてもらいながらなんとか空気を入れることができた状態だったので原因はそれやね。

タイヤ替えるかスペアホイール使えばよかったのだろうが、チューブラー交換はめんどくさいし、
ブレーキシュー交換もめんどくさかったので、そのまま強行出場した訳やけど、、、

後悔先に立たず(泣)

泣く泣くピットイン。タイヤを確認すると5気圧しか入っていなかった。ペコペコやん。
空気を入れてみるも空気が漏れて一人ではどうしても8気圧以上は入らない。

残り2時間くらいだったので、また減ってきたらピットインすればいいやと軽く考えて8気圧でリスタート。
トイレと補給(オニギリ1個)も済ませておく。

雨も上がって濡れたウエアが乾いてくる頃に大団円。

覗くなよ!!


7時間ソロはやっぱり長かった。お疲れ様でした~