自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

はんせいかい

2017-08-24 02:51:36 | おじょうさま臨終記
最初はにゃん知症の症状を記録しておこう,と思ったのに,なくなるまでのメモになってしまったなー……。
脱水が判明してからは,一進一退というか,急上昇と急降下の繰り返しだった。
検査の結果が悪くなかったので,点滴を続けてご飯が食べられるようになれば,もうすこしふっくらした状態でお送りできると考えていたのに,結局体重は戻せなかった。小さい生きものは,強いようでデリケートだ。

10ちゃいを越えたら,年1回くらい,血液検査とレントゲンは受けておくべきだと思う。
毎日おカラダに針を刺すような生活を強いるか否かの重い判断を迫られることになるけど,おろおろするよりよいような気がする。

一昨年の冬頃だったか,最近毛づやが悪いなー,お歳のせいかなー,と思っていた時期があった。
たぶん,そのときに,一度検査を受けておくべきだった。
それよりかなり前に,ご飯の好みが変わってきた。それまであんまり食べなかった,お魚を好むようになった。嗅覚の異常は,その頃に出ていたのかもしれない。ドライフードのにおいがわかりにくくなって,においの強いものに誘引されていたのではないかな。

すべて,後手に回ってしまった。
アタシもいい歳になったし,最後のケアを考えると次のおねこさまをお迎えするのには不安がある。が,ご縁があれば,肝に銘じておこう。

そんなまぬけな下僕の元で,ぎりぎりまでそれなりに元気で19ちゃいまで生きてくれたのは,そもそもおじょうさまがじょうぶなねこだったからなのだろう。
じつは先代も19ちゃいで亡くなっている。
どちらも,雑種の拾われっ子。
こねこは初期死亡率が高いというし,弱い子はママねこが見捨ててしまうことがあるという話も聞く。
そのセレクションを経たお子をいただいたのが,長く一緒にいられた要因かなと言う気がする。

牡丹剪って気のおとろひし夕べ哉 蕪村

ペットロス,というのだろうか。
ねこと牡丹という画題も結構あるなと思う。


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