自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日操業。

2013-08-07 21:05:56 | 泡沫
来年の1月なかばから上野の東博と都美術館でやる日本美術の展覧会の,3展共通券というのを新聞で見て,買った。3展通しで1,000円。都美術館のは少しお安いとしても,前売りで2,400円だからこれはアタシのためにあるようなチケットだな。日本美術好きの人は買うといいと思うよ-。

『歌が権力の象徴となるとき』再読了。やっぱこれは美術史の本。後鳥羽上皇は,「言霊による国家鎮護」ということを復活させようとしたひとなのではないか,という気がしてくる。古代の王であろうとしたというか。ドン・キホーテだな。と考えると,慈円という人は面白いポジションだと思う。『愚管抄』ちゃんと読もう。これはデータにしたから楽だわ。講談社学術文庫から現代語訳が出ているのだ。あと俊成,定家親子。何でこういう背景にこういう人が出るのだろう,と思う。定家と後鳥羽の確執というのは,芸術上の相違と言うことではなくて,もっとビジネスライクなもんだったのではないかという気がしてくる。
俊成はかわいいなあ。定家ほどキャラ立ちしてないけど,有能かつ癒し系なかんじ。おっとりして品がある。文は人なりというけど,歌は人なり。
あと,歌枕についての部分で,『失われた時』の「土地の名──名」と「土地の名──土地」のことをふと思い出したりした。これも読み直さねばな。データにしといてよかったと思う。自炊したpdfいつでも取り出せるように,wifi接続できるハードディスク買っちゃおうかなあ。
というわけで,すごく刺激的で面白かった!

で,次も美術史の本。黒田日出男さんの『国宝神護寺三像とは何か』。岩波新書の『謎解き洛中洛外図』(この本は北村薫さんも激賞している)で「名探偵」としてハマったひとだけど,こっちは方法論の本として読めそうな気がする。
手法のマニュアルではない,方法「論」の本をつくるのは難しい。ちょっと職業病的関心を持ったりしている。

梨のシーズンになったので,週末はダフネと梨を買いに行く。ちょっと寄り道して,往復20km程度。脚に筋肉痛が出て,週の前半はかなりたいへんだ。歩くときフトモモが上がらないとか。roadmanに乗っていても,ケイデンスが上がらない。ちょっとずつ戻すしかないのだが。
涼しくなる頃までに脚を使えるようにして,秋から冬は長く乗れるように戻していきましょう。
荻の葉も転がしてあげないといけないと思うけど,ポちょっと攻撃的な感じなので,背筋フッキンをもどさないとろくに乗れないと思う。このこは,「乗れる」って状況を楽にこなせるようになってからが面白い。けけけけけ,と笑いながら走れる。山道を,前から引っ張ってもらってるような勢いで上れたりとか。いや,「後ろから押してもらえる」感覚っていうのはわりとあるんだけど,「前から引っ張ってもらう」のは希有なことなのではないだろうか。

夏場の日焼け止めはロクシタンに頼りっきりだったけど,このところ,目に入っても痛くないとか我慢できる程度のモノを見つけた。マークスアンドウェブのやつと,ジョンマスターズというところのやつ。マークスの方は安いので,片道30分弱の通勤時に毎日使っていた。ジョンマスターズは,髪を切りに行っている美容院で買うと少し割引があって,マークスのとロクシタンのとの間(ロクシタン寄り)の値段。白っぽくならない(アタシはメイクをしない)のと,あとスキンケア効果もあるようなので,宗旨替えするかもしれない。ただ,20キロ乗って帰ってきたら,ほんのちょっとだけど鼻の頭とか頬骨のあたりが赤くなっていた。長く乗るなら,ロクシタンのが必要みたいだ。併用かなあ。
焼いちゃったら継続的にトマトを食うのがよいような気がする。ていうか,トマト食いたくなる。

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