数式得意です,という外注さんにやってもらったのが全然ダメ。どうも経験があるのは中学の数学くらいまでみたい。積分式はちゃんと組めてなかったし,行列式の書式もヘンだった。
それは校正で赤字を入れればいいことなのだけど,他が困る。そもそも組みもきたないし,ベースラインシフトやカーニングを多用しすぎ。修正に手がかかりすぎるうえ,ちょっとした環境の変化で組みが崩れることが容易に予想できる。実際,マシンが変わっただけで,体裁が崩れる部分もあったりした。ソフトのバージョンの変化も怖い。
なるべくレイアウトソフト上でやろうというのはよいと思うのだけど,版元は長くデータとつきあわなければならない。製作のひとは,少し発想が違うのだろう。
この際,複雑なものはドローソフトで描くほうがよいと思う。
上つき・下つきの文字の揃え位置が,インデとイラレで若干ちがうようなので,アタシの環境ではその辺に注意が必要っぽい。基本的な文字組で,セットを作っておくとよいかと思う。
インデのプラグインにMathMagicというのがあって,使い勝手はとてもよいとはいえないけど,仕上がりはよい。かなり複雑な式のテンプレートをもっていて,トライアル&エラー的に環境を整えていくことができる。データはepsに書き出せるので,イラレとかで微調整も可能。なので,最終的にこの形で使うのがよいだろうと思う。
ただ,職場にあるのはCS2版。CS4との連携は確認していない。高いソフト(CSが買えるくらいする)なので,バージョンアップはしないと思う。OS10.6でも単体で走らせることができるので,CS4のプラグインとして考えず,数式用ドローソフトとして使うのには問題ない。これをテンプレートにして,イラレで加工する。
これに,記号とかかっこ類,積分記号を含む特殊英文書体がバンドルされていて,これが使える。かっこ類は,アルファベットの文字に大きさの異なるかっこが割り振られていて,行列式なんかに便利。5倍くらいの大きさのものが同じサイズの文字として認識されるので,使い勝手がいい。ギリシャ文字もきれいだし。OTFなので,こまったときはアウトライン化→イラレで加工も可能だ。
主要なローマン系のフォントはMMa Centuryというのだけど,いまつかっているITC Century std(これ好き)にくらべると,少しのっぺりした感じ。
本文書体とうまく組み合わせてフォントセットを作っておくとよいと思う。あとアルファベットGの小文字がつりばりのgなのもありがたい。
バンドルフォントは,演算記号がいわゆる全角文字のサイズにデザインしてある。書体によっては英字の演算記号(プラスとかマイナスとかイコールとか)の幅が狭すぎて,邦文文字を使ったりすることもあるのだけど,式の途中で泣き別れが出ることが多い。あと邦字と英字の間に4分スペースを入れる設定がデフォルトなので,文字間が開きすぎるのも困る。これらが一発で解消できるのはありがたい。ウェイトは3種類ある。
このフォントは使える。これだけ売ればいいのにと思う。
行列式や分数,Σとかの大きい演算子は別のテキストボックスで作ってインラインで貼る。
分数は段落罫線を使う。
行送りを調整して,2行取りの分数がおさまるように設定する。
行列の要素はセンタータブを使って揃える。
適切なフォントがあると,数式もけっこうシンプルに組めるのだと思う。
レイアウト画面がすごくすっきりして気持ちいいぞ。
とりあえず,インデ用に行列式のテンプレートをつくりましたよ。
それは校正で赤字を入れればいいことなのだけど,他が困る。そもそも組みもきたないし,ベースラインシフトやカーニングを多用しすぎ。修正に手がかかりすぎるうえ,ちょっとした環境の変化で組みが崩れることが容易に予想できる。実際,マシンが変わっただけで,体裁が崩れる部分もあったりした。ソフトのバージョンの変化も怖い。
なるべくレイアウトソフト上でやろうというのはよいと思うのだけど,版元は長くデータとつきあわなければならない。製作のひとは,少し発想が違うのだろう。
この際,複雑なものはドローソフトで描くほうがよいと思う。
上つき・下つきの文字の揃え位置が,インデとイラレで若干ちがうようなので,アタシの環境ではその辺に注意が必要っぽい。基本的な文字組で,セットを作っておくとよいかと思う。
インデのプラグインにMathMagicというのがあって,使い勝手はとてもよいとはいえないけど,仕上がりはよい。かなり複雑な式のテンプレートをもっていて,トライアル&エラー的に環境を整えていくことができる。データはepsに書き出せるので,イラレとかで微調整も可能。なので,最終的にこの形で使うのがよいだろうと思う。
ただ,職場にあるのはCS2版。CS4との連携は確認していない。高いソフト(CSが買えるくらいする)なので,バージョンアップはしないと思う。OS10.6でも単体で走らせることができるので,CS4のプラグインとして考えず,数式用ドローソフトとして使うのには問題ない。これをテンプレートにして,イラレで加工する。
これに,記号とかかっこ類,積分記号を含む特殊英文書体がバンドルされていて,これが使える。かっこ類は,アルファベットの文字に大きさの異なるかっこが割り振られていて,行列式なんかに便利。5倍くらいの大きさのものが同じサイズの文字として認識されるので,使い勝手がいい。ギリシャ文字もきれいだし。OTFなので,こまったときはアウトライン化→イラレで加工も可能だ。
主要なローマン系のフォントはMMa Centuryというのだけど,いまつかっているITC Century std(これ好き)にくらべると,少しのっぺりした感じ。
本文書体とうまく組み合わせてフォントセットを作っておくとよいと思う。あとアルファベットGの小文字がつりばりのgなのもありがたい。
バンドルフォントは,演算記号がいわゆる全角文字のサイズにデザインしてある。書体によっては英字の演算記号(プラスとかマイナスとかイコールとか)の幅が狭すぎて,邦文文字を使ったりすることもあるのだけど,式の途中で泣き別れが出ることが多い。あと邦字と英字の間に4分スペースを入れる設定がデフォルトなので,文字間が開きすぎるのも困る。これらが一発で解消できるのはありがたい。ウェイトは3種類ある。
このフォントは使える。これだけ売ればいいのにと思う。
行列式や分数,Σとかの大きい演算子は別のテキストボックスで作ってインラインで貼る。
分数は段落罫線を使う。
行送りを調整して,2行取りの分数がおさまるように設定する。
行列の要素はセンタータブを使って揃える。
適切なフォントがあると,数式もけっこうシンプルに組めるのだと思う。
レイアウト画面がすごくすっきりして気持ちいいぞ。
とりあえず,インデ用に行列式のテンプレートをつくりましたよ。
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