ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

『ナニカアル』桐野夏生著

2010-09-11 | BOOK

桐野さんの久しぶりの新刊。
桐野さんらしい、こってりとした中身のある1冊です。

作家林芙美子の姪が、芙美子とその夫の死後に、
隠されていた彼女の日記を発見したという内容。

芙美子が昭和17、8年に陸軍嘱託という身分で南方のジャワやボルネオに、
戦線の視察に駆り出された頃の日記である。
ということであるが、どうやら本物ではなく、作者の創作らしい。

恋人との海外でのつかの間の逢瀬や、
南方に行く船上では事務長との逢引やら・・・あら、ら~
なかなかやるじゃない。
という、小説的なおもしろさに満ちてます。

最後まで読み終わると、作者の書きたかったことは、
芙美子の愛情物語ではなく、戦争なんだと思いました。

ここに描かれる戦争は、ドラマや映画に出てくる
勇敢で偉大な男たちの、カッコいい戦争ではなく、
一般市民がいやおうも無く巻き込まれてゆく戦争です。

戦争の影響は日常生活にもおよびます。
気がつけば、陰湿な影で覆われるように、
思ったままを口に出来なくなっているという現実。
とりわけ、憲兵という耳慣れない人たちや、
強大な軍部が、ホラー映画のように怖かったです。

18年6月18日付けの日記の
「即ち、戦争とは、すべての思い出を引き出しの中のゴミにするものである。」
のクリアさ。
ちょっと目からうろこでした。

『ナニカアル』超オススメです。
目からうろこを落としたい人には、特にオススメ~










「表に出ろいっ!」おもしろかった~

2010-09-10 | 演劇

野田さんと勘三郎さんが、ノリノリ~
息の合ったとこがおもしろかった~です。
ネタバレあります。よろしくね。

「表に出ろいっ!」
作・演出:野田秀樹
美術:堀尾幸男
照明:小川幾雄
衣装:ひびのこづえ
出演:中村勘三郎、野田秀樹、太田緑ロレンス
東京芸術劇場小ホール 9月7日ソワレ観劇


出演者は野田さんと勘三郎さん、それにオーディションで選んだ娘役の3人。
太田緑ロレンスさんと黒木華さんとのダブルキャストで、
この日は太田さん。

おもしろかったです。
家族3人のドタバタ話。
野田さんが奥さん。
いつもよりメイクきれいで、普通の女性で通用しそう。
演技もいつもの野田さんより臭みがなくて、スゴクよかったです。

野田さんも勘三郎さんもノリノリでした。
ふたりで階段落ちまでしてました。
2人ともいっしょに舞台に立つのがうれしくって仕方ないって感じ。
幸せ感が客席にも伝わって、お客も大のり、大笑いでした。

ジャニーズもディズニーランドも野田さんにかかれば、笑いの対象。
笑いっぱなしでした。

カラフルでポップな舞台美術と衣装。
似合ってる似合ってないより、なんか楽しくなる感じ。
それにライティングがナイスでした。
特にラストの外界の日の光が、希望にあふれてキレイでした。

娘の習う書道教室が前作の「ザ・キャラクター」の教室らしいとわかった時点で、
深刻モードに突入か。と思ったけど・・・
意外に軽くかわされました。

でもね、野田さんだから、あちこちにブラックな突っ込みも。
家族としていっしょに生活していても、
皆な自分の事しか考えてないし、自分の楽しみがすべて。
思いやりとかは、ゼロみたいだし。

虫よけスプレーがないとダメな若い人、とか、
流行の物や限定物には遅れをとらないように、
行列に並ばなければならない、とか・・・
友だちとの関係も・・・

野田さんからのメッセージがいっぱい込められてました。
ああおもしろかった~と笑ってばかりいないで、
いろいろ考えないとね・・・

でも、お2人はホントにプロなんだなぁ~と、
今さらだけど感心しました。
ところで、ジャニーズのチケットって青い封筒で届くの?

「表に出ろいっ!」オススメです。
東京芸術劇場小ホールで9月28日まで。

写真は1階からB1の小ホール入り口を写しました。
なんかウキウキ感あっていいでしょう。
うふ・・・





チラシいただきました

2010-09-08 | 演劇

昨日東京芸術劇場に「表に出ろいっ!」を観にいって、いただいたチラシです。

三谷幸喜さん作・演出の舞台「国民の映画」と「90ミニッツ」。
国民はパルコ劇場で2011年3月公演です。
森の宮ピロティホールと神奈川芸術劇場でも公演。
出演は小日向文世、段田安則、白井晃、石田ゆり子、風間杜夫さんたち。

90ミニッツは、2011年12月パルコ劇場。
2012年1月にはシアター・ドラマシティでも。
出演は西村雅彦さん、近藤芳正さん。

ほかにも11年2、3月に東京芸術劇場で公演のNODA・MAP公演のちらしも。
妻夫木聡さんと蒼井優ちゃん出演。

12月公演のチラシは、いろいろいただきました。
彩の国さいたま劇場では、さいたまネクスト・シアターが、
「美しきものの伝説」蜷川幸雄さん演出。

世田谷パブリックシアターでは「春琴」再演です。
モントリオール映画祭で受賞の深津絵里さん主演。
演出はサイモン・マクバーニーさん。

シアターコクーンは「黴菌(ばいきん)」
北村一輝、仲村トオル、ともさかりえ、生瀬勝久、高橋恵子、長谷川博己さんたち。
演出はケラリーノ・サンドロヴィッチさん。

あとね、10月に赤坂ACTで公演の、
坂東玉三郎さんの「牡丹亭」のキレイなチラシを入手。
お写真超きれいです。

藤原竜也くんと中村勘太郎くんの「ろくでなし啄木」も。
ちょっとテンション上がりました。
でもまだ仮チラシですね。
写真の入った本チラシを早く見たい。

いろいろ楽しみ~いっぱいです。
わくわく~





表に出ろいっ!観ます

2010-09-07 | 藤原竜也
池袋に来てます。
野田秀樹さんの「表に出ろいっ!」みにきました。

東京芸術劇場小ホール。
小さな劇場は舞台と客席が近くて、一体感があるから大好き。

共演者は中村勘三郎さん。
お二人とも上手だし、
ノリノリな話だといいなぁ~

楽しみ、楽しみ~

写真は観劇前に食べたソーキそば。
お隣ルミネの7階、島ぬ風さんで。
沖縄の家庭料理のお店です。
おいしかったよ。
ちなみに860エン。
うふ・・・

竜也くんテレビみたよ~

2010-09-06 | 藤原竜也

昨日の「新・堂本兄弟」見ましたか。
大竹しのぶさん素敵でしたね。
トークがとっても自然でイイ感じ。
歌もナイスでしたね。

藤原竜也くんのコメント少しだけでした。
「ムサシ」NY公演の千秋楽の後、観に来てた大竹さんと朝まで飲んだんですって。
鈴木杏ちゃんも一緒だったそう。
吉田鋼太郎さんとかも多分一緒よね。
芝居の話ばっかりしてました。と大竹さん。

なんかいいですね~
NYまで観に行った大竹さんもカッコイイし・・・
ちょっとうらやまし~でした。

それから今日はNHKハイビジョンで、
「エドガー・アラン・ポー 200年目の疑惑」の再放送も。

藤原竜也くんが名探偵明智小五郎。
日本にいる江戸川乱歩先生に命じられて、エドガー・アラン・ポーの足跡をたどります。

これ、とってもシャレた作りで大好き。
何度も観たけど、また引き込まれて最後まで観ちゃいました。
ナイスです~

古い建物もヨーロッパぽくて、色調もセピア風。
竜也くんの泊ってるホテルも、雰囲気がステキで・・・
どこのホテルなんでしょうか。
カメラが上手いのかな。アメリカとは思えない。

暑さを忘れて、しばし楽しみました。
NHKさん、ありがとうさん。

それになんと言っても、竜也くん出ずっぱりなんだもん。
きれいな横顔やアップもいっぱいでした。
うふ・・・





竜也くん舞台と映画・テレビ情報

2010-09-05 | 藤原竜也

FC情報によると、藤原竜也くん、舞台ゲスト出演します。

こまつ座第91回公演「水の手紙」
11月20日(土)の回にゲスト出演です。

※井上ひさし氏の朗読劇『水の手紙』『少年口伝隊1945』を2部制でお届けする舞台の、
1部と2部の間に、井上ひさし氏へのラブレターをゲスト出演者が語る、という内容です。

1日のみの出演。
だそうです。
舞台登場時間どれくらいなのかな。

同日、11月20日は「バトル・ロワイアル3D」公開日です。
そのイベントで3D予告編が上映されます。

9月20(金)10:10から「バトル・ロワイアル3D」
3D予告編を世界最速上映
・1分48秒のためだけに集まるべし・
丸の内TOEI①にて
※本編の上映はありません。

くわしくはこちら→バトル・ロワイアル3D公式サイト

あとテレビは、

本日9月5日(日)23:15~フジテレビ系「新・堂本兄弟」
※コメント出演です。


9月6日(月)12:30~14:00 NHKhi
プレミアム8 偉大なるミステリー作家たち 
 「エドガー・アラン・ポー 200年目の疑惑」
再放送です。


9月11日(土)27:40~ 28:35 テレビ朝日系
「藤原竜也~演劇の遺伝子」 


9月19日(日)12:30~13:45 CSホームドラマチャンネル
「それが答えだ!」第1話 


9月27日(月)21:00~22:54 BSジャパン
「カメレオン」

なんだかいろいろありますね。
暑くて忙しいけど、頑張るよ~
ん?ちょっと意味不明だけど・・・
はは・・・






「表に出ろいっ!」朝日新聞に

2010-09-03 | 演劇

本日(3日)の朝日新聞夕刊に、5日から始まる
野田秀樹さん作・演出・出演の「表に出ろいっ!」の記事が出ていました。
筆者は大好きな山口宏子さん。

共演は中村勘三郎さん。
お二人は1955年生まれの同い年だそう。
初めての共演で、夫婦役。
野田さんが奥さん役らしいけど・・・

勘三郎さんは
「こんなにけいこをするのも久しぶり。
 ・・・何もない所から作るので、エネルギーがないとできません。
 自分が試されている感じがして、刺激になります。」
と、歌舞伎とは違う芝居にとまどってるみたい。

家族のけんかに「信じること」をめぐる主題が潜み、
「ザ・キャラクター」と結びつく。
舞台になるそうです。

野田さんは
「不条理な感じもあるかもしれないが、お客さんにはドラマチックな幕切れに満足するのではなく、
 見た後に何かを考えてほしい」
とのメッセージを。

は~い、いっぱい考えますよ。
野田さんの舞台は刺激的で大好き。
楽しみで~す




「IRIS」最終回でした

2010-09-02 | 藤原竜也

昨日はドラマ「IRIS」最終回でしたね。
藤原竜也くんがヒョンジュン(イ・ビョンホン)の吹き替えで観始めたけど、
正直言って、バイオレンスシーンが多くて、途中でやめようかと思ったり。

竜也くんのうめき声、聞いてると辛くなってしまって・・・
そのうちに、味方が敵になったりのびっくりの展開。
はい、18話全部観ちゃいました。

おもしろかったです。
想像できない展開でした。
北と南が絡み合って、爆発したり、ブッ飛ばされたり。
日本のドラマではとてもみられないスケールの大きさで、濃い内容でした。

竜也くん最終回は、
「つべこべ言わずに、さっさとあやまるんだ!」
「・・・今すぐ許しを請え!」
ってのがツボでした。
はは・・・

ラスト、例によってまったりとしたラブシーンが続くのね。
と思ったら・・・え、え~っ!でしたね。

イ・ビョンホンさんの涙の出具合がスゴイ。
さすが~でした。

男も女も、涙ポロポロシーンがやけに多かったです。
韓国ドラマは、いつもこういう感じなのでしょうか。
韓流初心者なんで、よくわからないけど。

それとテレビとは思えない過激な暴行シーン。
ヒョンジュンも最後では、爆発させてましたね。

スンヒよりもソンファの方が好きだったんだけど・・・
ついでに、ヒョンジュンより北のチーフのチョリョンの方が好みなんですけど・・・
あの方(キム・スンウさん)どっかで出演されてませんか。
はぁ~

儒教の国なのにヒョンジュンの2股は、あの程度なら許されるのか。とか、
冬のリゾートって寒そうだけど、韓国では人気があるのか。とか、
あ、なんなら沖縄に来てほしかったなぁ。とか、
突っ込みどころは、いろいろあるけど・・・
最終回、おめでとう~ございます。
皆さん、ハードな撮影お疲れさまでした。

つぎは竜也くん声だけでなく、顔も出してよね。
うふ・・・







「東京島」観たよ~

2010-09-01 | シネマ

家にいても暑いばっかりなので、映画を観ることに。
9月1日はファーストデイ、お得でかなり賑わってました。

観たのは「東京島」
主演は木村多江さん。共演には窪塚洋介さん、福士誠治さんほか。
監督は篠崎誠さん。

桐野夏生さんの原作が大好きだったんだけど、
桐野さんの圧倒的なエネルギーを表現するのは、むずかしかったみたい。
でも・・・まあまあおもしろかったです。

木村さん頑張ってられたけど、ちょっとキャラが上品だったのかな。
出演者もみんな小綺麗で、シャワー浴びてきたところです、みたいな感じ。
もっと雰囲気も目付きも、ギラギラしてほしかったです。

超激しくて突き抜けたの希望だったんだけどね。
この暑さを吹っ飛ばすような、のけぞり感があると・・・
期待し過ぎか。

あと無人島の話なのに、きれいな海とか波の映像、あまり出てこなかったですね。
ちょっと残念。

ラスト原作ではどうだったか、すっかり忘れてたので、本屋に行きました。
3軒目でやっとみつけて、立ち読み。
原作通りなんですね。
納得、だけど映画の方がキレイ過ぎのような気がしました。

木村さんが写ってる文庫本、けっこう売れてるんですね。
無人島物って、暑い夏にぴったりの雰囲気。
メデタイことです。

それにしてもエルメスのスカーフ、何枚もあって・・・キレイでしたね。
・・・お姑さま的目線か。
はは・・・