1994年に刊行された『照柿』の改訂版。
主人公はあの合田雄一郎。
幼馴染の野田達夫とその愛人佐野美保子との、三角関係もどきの不思議な関係。
雄一郎はホステス殺害事件を追い、
野田達夫は不眠のまま熱処理工場で仕事を続け、
やがて、思いがけない犯罪へ。
94年版を読みました。
『照柿』大好きだったんですよ。
なにか訳がわからないエネルギーが渦巻いている感じ。
ごちゃごちゃした、猥雑感に、ノックアウトされました。
新版は、きちんと整理がされているという、印象を受けました。
前のと比べると、
クリアーになったけど、ごちゃごちゃとしたエネルギーが減ったかな。
という感じが・・・
まぁ、読んだのはかなり昔だから、ちゃんと覚えているわけないけど。
でも、でも、わたしがイチオシの場面、最後のところ。
「達夫、好きや・・・」という雄一郎のせりふが、カットされている!
あれ~「好きや・・・」はどこに行ってしまったの、高村さ~ん
大ショーックでした。
わたしの中の雄一郎の人物像が、ガラガラと崩れてしまいましたよ。
どうして・・・
あの台詞そっち系になるから?
う~ん、そんなぁ。
男同士の友情ってしか、思わなかったけど。
盛り上がって最高のシーンなのに・・・
でも、『照柿』まだ読んでない人にはオススメです。
ところで、昨日1月17日でブログ1周年記念日でした。
スゴイぞ~おめでとう。
パチパチ
ホントはすっかり忘れていたんだけど・・・
まぁ、メデタイ、メデタイ。
というわけで、これからもどうぞよろしく~
私はいま「黒龍の棺」(北方謙三)を読んでいます。いろんな新選組や土方歳三像があるけど、私これ好きです。
先月読んだ「信長、燃ゆ」も私的には「信長の棺」より好きでした。時間があればどうぞ!
毎日楽しかったけど、こんなに続いたのも、
遊びにきてくださる皆さまのおかげです。
ありがとうございました。
「信長、燃ゆ」題からしておもしろそうですね。
メモメモ・・・