ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

『照柿』上・下 高村薫

2007-01-18 | BOOK

1994年に刊行された『照柿』の改訂版。
主人公はあの合田雄一郎。

幼馴染の野田達夫とその愛人佐野美保子との、三角関係もどきの不思議な関係。

雄一郎はホステス殺害事件を追い、
野田達夫は不眠のまま熱処理工場で仕事を続け、
やがて、思いがけない犯罪へ。

94年版を読みました。
『照柿』大好きだったんですよ。
なにか訳がわからないエネルギーが渦巻いている感じ。
ごちゃごちゃした、猥雑感に、ノックアウトされました。

新版は、きちんと整理がされているという、印象を受けました。
前のと比べると、
クリアーになったけど、ごちゃごちゃとしたエネルギーが減ったかな。
という感じが・・・
まぁ、読んだのはかなり昔だから、ちゃんと覚えているわけないけど。

でも、でも、わたしがイチオシの場面、最後のところ。
「達夫、好きや・・・」という雄一郎のせりふが、カットされている!
あれ~「好きや・・・」はどこに行ってしまったの、高村さ~ん
大ショーックでした。

わたしの中の雄一郎の人物像が、ガラガラと崩れてしまいましたよ。
どうして・・・
あの台詞そっち系になるから?
う~ん、そんなぁ。
男同士の友情ってしか、思わなかったけど。
盛り上がって最高のシーンなのに・・・

でも、『照柿』まだ読んでない人にはオススメです。

ところで、昨日1月17日でブログ1周年記念日でした。
スゴイぞ~おめでとう。
パチパチ
ホントはすっかり忘れていたんだけど・・・
まぁ、メデタイ、メデタイ。
 
というわけで、これからもどうぞよろしく~






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとう (ともとも)
2007-01-23 14:59:23
1周年おめでとう!ブログって始めたときは楽しいんだけど「継続は力なり」よね~(笑)。

私はいま「黒龍の棺」(北方謙三)を読んでいます。いろんな新選組や土方歳三像があるけど、私これ好きです。

先月読んだ「信長、燃ゆ」も私的には「信長の棺」より好きでした。時間があればどうぞ!
返信する
ありがとうございま~す (くるみん)
2007-01-25 00:01:25
よくわからないままに初めて、気が付いたら1周年でした。
毎日楽しかったけど、こんなに続いたのも、
遊びにきてくださる皆さまのおかげです。
ありがとうございました。

「信長、燃ゆ」題からしておもしろそうですね。
メモメモ・・・
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