ふわふわ気分で

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『考える人』村上春樹ロングインタビュー

2011-01-22 | BOOK
『考える人』2010年夏号です。
7月発売だったはずだけど、図書館に予約してたのが、やっときました。
村上春樹さんのロングインタが載ってます。
聞き手は松家仁之さん、写真は菅谷健児さん。

モノクロ写真17ページ、インタは三段組みで68ページ。
超充実してます。

2010年5月11日から13日までの3日間にわたって、箱根町で行われたもの。
ホテルでらしいです。
写真は村上さんの写ってない、芸術的なものも。
表紙の写真は村上さんいますね。

お好きな音楽や映画の話から、子どもの時の話、その頃の読書体験は・・・
執筆生活の話から、着るもの、料理まで。
さすがに村上さん、話のレベル高いです。
哲学的な内容も少しだけあります。
ちょっとむずかしいこともアリです。

おもしろかったのは、『ノルウェイの森』。
松山ケンイチくん主演の映画にもなりましたね。

村上さんは、
「本当に書きたいタイプの小説ではないと思った」と言いきってます。
「・・・書き終えたとき、リアリズムの話はもう十分だと思いました。
 もうこういうのは二度と書きたくないと。」

自分の中をさらうという感じがしない。
それなりの手応えはあったけど、書き終えて自分が変わったという実感がない。
あの小説はあそこで終わっている。
登場人物が新しく書かれることを求めてこない。

だそうです。
なんか、わかったようで、わからないし・・・
気分としては、分かるかも。

うれしいことに、村上さんとわたしの共通点見つけましたよ。
自由がいちばん価値があると思ってること。
高校時代には、制服廃止がいいと思って、
アンケートをしたら、圧倒的多数で制服肯定だったそう。

京都で通っていたわたしの高校は制服がなく「○○高校の自由」というのが、
ある種のスローガンでした。
村上さんに教えてあげたかったなぁ。
今でも制服はないらしいですけど、校風は変わってるのかな・・・

大ヒットした『1Q84』の続編は・・・という質問には、
「いまはまだ僕にも何とも言えない。
 ただ、いまの段階で言えるのは、あの前にも物語はあるし、
 あのあとにも物語があるということです。」

3年間書き続けてきて、「すっからかんの状態」ですって。
先のことはわからないそう。
なるほど・・・

リトルピープルが気になってしかたありません。
彼らのこと書いてくださいね。
お願いしますよ。

村上さん3日間のインタを終えて、
「大変だったね。さすがに疲れたな。」
でした。

内容の濃いロングインタです。
村上春樹ファンの方はゼヒ~







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