日経新聞に連載中の小説、樹のぶ子さんの『甘苦上海』のⅠⅡ巻。
「ガンクウシャンハイ」と読むらしい。
このごろ、新聞を読むのは最終面の『甘苦上海』から。
上海を舞台にした恋愛小説です。
時々大胆シーンもあって、朝っぱらからイイのか・・・
だけど、おもしろいです。
うふ・・・
主人公は51歳の紅子。
上海でエステチェーンを展開中の女実業家。
仕事はうまく行ってるのに、付きあう男は・・・な物語。
第1の男、石井京は元新聞記者の39歳。
バツ1で、過去に暗いものがある模様。
第2の男は、松本。
上海単身赴任中の商社マン。47歳。
大阪弁の癒し系。
新聞小説の始めの方を読んでなかったので、
石井が若い男ってことで、20代半ば位だと思ってました。
39歳って、びっくり。
若い男って感じじゃないよね。
石井そのものも、39にしては幼い。
新聞でも思ったけど、
石井が魅力ないのよね。
もっと色気ある悪いヤツ、って感じが足りないみたい。
なんか、感情移入しにくい。
タイプじゃないから、かな。
主人公が51歳を意識しすぎるのも、
なんだかなぁ~ですね。
50超えたら、世の中怖いもの無し、って感じにならないのかな。
若い男っていうから、てっきり親子くらいの年の差があるのかと、
期待していたのに・・・
51歳と39歳なら、驚きませんよ、今日び。
松本はイイ味出してます。
こっちの方が、わたしはオススメ。
進行中の新聞の方は、日食の最中に猫のコンが死んでしまったり。
ちょっと不吉モード。
オカルトに進んでいくのでしょうか。
はて・・・
単行本としては、ⅢⅣ巻まで出るそうです。
これからも、楽しみな『甘苦上海』
読みやすいし、オススメです