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鵜山さん新国立劇場への提言

2010-08-31 | 演劇

新国立劇場関係を昨日載せたばかりですが、今日のシアターガイドのサイトに、
鵜山仁さんの 新国立劇場への「所感と提言」が載っていました。

鵜山さんは8月31日で新国立劇場演劇芸術監督の任期を終了ですが、
同劇場の芸術監督人事についての「所感と提言」を、
新国立劇場運営財団・遠山敦子理事長宛に提出したと発表した。
そうです。

サイトによると
「芸術監督人事については、鵜山の3年間の任期のうち、1年目を終えない時点で、
 次期監督人事が遠山理事長の一任により決定されており、この退任決定と選考課程に関して疑問があるとして、
 日本劇作家協会や日本演出者協会など、演劇人有志らが声を上げていた。」

鵜山さんの「所感と提言」の全文が掲載されてます。

宛先は、
「新国立劇場運営財団 理事長 遠山敦子様」

「2007年9月から2010年8月まで、新国立劇場演劇芸術監督としての3年間に、
 芸術監督のあるべき姿についていろいろと考える機会がありました。
 とりわけ私自身の再任の可否をめぐっては、劇場内外からさまざまなご意見をいただきました。」

で始まってます。
提案は、現場の人の意見を聞いてほしいとか、
芸術監督就任についても、決定のプロセスや監督の権利義務の説明をしてほしいとか、
演劇製作部責任者と財団執行部とのミーティングを定例化してほしいなど。
財団(お上)から命令を下してるだけの従来の状況が少しだけ分かって、
あまりの時代錯誤さに笑っちゃいました。

今どきこういうのが通るというのが、よくわかりませんねぇ~

桐野夏生さんの「ナニカアル」を読んだところです。
昭和18年ごろの話で、
軍と政府が敗け戦を進めていく話がでてくるのです。
国民には詳しい状況は何も知らされずに・・・・

規模は違いますが、基本的な考え方は同じ。
よけいなことは考えなくていいから、言われたとおりに動けばいいのだ。
という感じね。

うやむやにしないで、「所感と提言」という形で発表された鵜山さん、偉いです。
拍手~パチパチ・・・
わたしも応援してるからね。
うふ・・・

くわしくはこちら→シアターガイドサイト