ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

歌舞伎座さよなら公演

2010-04-20 | 演劇

ず~っとさよなら公演をやってる歌舞伎座。
4月でホントにさよならのようです。
仁左衛門さまファンの友だちと、
玉三郎さんの花魁揚巻(おいらん あげまき)観たいねと意見が一致。
ガンバってチケット取れたので、行ってきました。
双眼鏡持参の遠~い席だったけど、玉三郎さんよかったです。

「御名残四月大歌舞伎」第三部

第一 「実録先代萩」
第二 「助六由縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)
歌舞伎座 4月14日第三部観劇

歌舞伎座って入り口から一歩入ると、祝祭感っていうのかな、
特別なわくわくオーラがあふれてます。
こういう特別オーラがある劇場って、なかなかないと思うね。
あ「ザ・スズナリ」も、そうかな。
ベクトルは真逆だけどね。
建替えても、この特別オーラが消えてませんように・・・

「助六由縁江戸桜」の前に、口上を市川海老蔵さんが述べられました。
海老蔵さん、ちょっと痩せたみたいだけど、
イイ男ですね。
声もイイし・・・
口上だけではもったいない・・・

玉三郎さんおきれいでした。
花魁の揚巻、テレビや雑誌の写真で見たことあったけど、
本物はびっくりのキレイさ。

花魁の衣装が豪華。
多分写真集とかに載ってるのと同じだと思う。

途中で着替えもされて、豪華で高そうな衣装2セット。
お着物衣装というより、工芸品というか、芸術品のレベルね。

それが2セットもあるってスゴすぎ。
2つ目のがおもしろい。
前で締めるだらりの帯(と言うのかな)
七夕バージョンで短冊や竹のアップリケみたいなのがくっついてて、
独創的でカワイイ・・・けど重そう。
打ち掛けは牡丹の柄で、こちらはモノトーンみたいだった。
超豪華でした。

オペラグラスでガン見しました。
玉三郎さんちょっと唇の端っこで笑って、流し目。
う~ん、スゴイ。
色気というより色香ね。
女盛りの色香が匂ってくるみたい。
スゴイスゴイ。またまた玉三郎さんにノックアウトです。
はぁ~

高いげたを履いて、八の字を描いて練り歩きます。
ちょっとした行進みたい。
行進というと変みたいだけど、日傘を持った男衆数人、かむろもふたり。
あとおかみさんもいたかな。
大勢でぞろぞろ・・・

こういうことをやってた時代があるのが不思議な感じ。
いかにも遊里って雰囲気。

八の字で歩く玉三郎さん、優雅できれいで・・・
揚巻観られてよかったね。って、後で喜びあいました。

海老蔵さんのお父さんの市川團十郎さんが主役の助六。
決まってましたね。

片岡仁左衛門さまは脇役。
頭からうどんをかけられたりするおもしろい役。
衣装もはじめは浴衣みたいなの。
きれいな脚も見えましたね。
ふふ・・・

浴衣、帯を締めないで、手で押さえてるので、
はだけないのかと・・・ちょっとドキドキでした。

その後は着流しだったかな。
ひとりだけチープモードでした。

中村勘三郎さんがさよなら公演ネタでお客さんを笑わせて・・・
ちょっとリラックスタイムかな。
お上手でした。

他にも尾上菊五郎さんや「実録先代萩」には中村芝翫さんや松本幸四郎さん、
坂東三津五郎さん中村福助さんなどのオールキャスト。
豪華なさよなら公演でした。

3年後かな、新しい歌舞伎座。
どんなになるのか楽しみですよ