心の迷路 2022-02-28 00:30:14 | 十五の詩 あなたは心の迷路に佇んでいる僕は心の迷路を潜りぬけ辿り着いたのは不穏の気配のけもの道どうやら間違った出口をぬけたらしいあなたは心の迷路を手探る僕は奥深くまで入っていくロウソクで浮かび上がる妖しさは暗の部位を模様とする出口を探しているあなたは心の迷路に一筋の光をみる僕はさらに奥深くへいく後戻りはできない悔恨のために出口はどこだあなたは心の迷路の覚めるのを感じる僕はたたずんでいる背中をおぶさる重みは救いを求めるさらに奥から不気味な音がきこえる顔は緑色になっているあなたは心の迷路から起き上がる僕はいまだ動けない迷路はまだ続いているはしる光の届かない暗闇をさらに奥深くにあなたは心の迷路をぬけ日常を散歩する僕はまっくらやみを歩いている衣服はとけて裸で寒さは身体を痺れさせるおふろに入りたいなああなたは笑う光の中であなたは眠る安らかに僕はさ迷う闇の中で童謡を歌いながら眠らず歩く
おぼえたもの 2022-02-28 00:23:50 | 花弁の詩 これで憎悪もおぼえたこれで絶望もおぼえたこれで空虚もおぼえたこれで無力もおぼえたそして嗚咽をおぼえたそして恐怖をおぼえたそして脱力をおぼえたそして放浪を切ってみたまた始まる日常にまたそして泪をこぼしてみたまたそして笑ってみたまたそして大声で笑ってみたまたそして走ってみたするとあらたな自分を知ったするとあらたに得てするとあらたに失くしておぼえたものを包装紙で包んでみるたまによくわからなくなるために
閉塞 2022-02-28 00:22:30 | 十五の詩 閉塞された空間ががまんできなくなってくる扉を開け放っておいてくれまるで逃げ場がないような逃げる必要などないのだがそこにじゅうまんされている圧力されたどくとくの重みだれかどこかにいるような気配正体などしらないいないのかもしれないいるのかもしれないどこか自身に似ているような黒目が閉塞されていく