余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

カインは言わなかった

2022-10-28 00:41:45 | マイブック(あ)
「カインは言わなかった」
      芦沢央 著

この小説を読んでなにを感じ取るだろうか。
さまざまな要因が絡んでいる心理。
ミステリーならではの謎。
そして人間としての真理。
表面を優しく撫でながら奥の方の疼き。
アベルとカインの物語を現代の舞台にし、
ダンスを主軸になにを語るのか。
語ったのだろうか。
さあ芸とはなんだろうか。
そこから派生していくすべてのなぜを、
絵画とは踊りとは小説とは書とは
生きるとは。
それぞれの言葉、おもい。


つづけられるだろうか。
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バイバイは

2022-10-28 00:24:53 | レターの膜(短歌)
バイバイは
親しみがあって
好きなんだ
君とバイバイ
手をふる今を
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恋時雨

2022-10-27 00:23:11 | レターの膜(短歌)
恋時雨
いとしく包む
木の下で
ときどき躍起
をも抱擁す
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好きなもの

2022-10-26 00:21:04 | レターの膜(短歌)
好きなもの
ビンに集めて
シャカシャカと
かたちあるもの
かたちないもの
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パレード

2022-10-24 00:18:09 | マイブック(や~わ)
「パレード」
      吉田修一 著

怖い。
とても怖い小説だった。
読んだ小説のなかでも意表を突くこわさ。
シェアハウスに住む男ふたり女ふたり。
途中で入り込む男ひとり。
五人の思考が一つずつ語られるのだが、
注意書きのように現れる犯罪の一片。
とすると犯人は・・・となるが・・・。
パレードというタイトルはなにを意味するのだろう。
吉田修一という作家は怖さに長けているのかもしれない。
この怖さをいますこし吟味して過ごしている。
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