余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ワタシから

2023-09-28 23:33:18 | レターの膜(短歌)
ワタシから
大自然と
対峙した
対話している
言葉いろはに
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デッドライン

2023-09-28 23:28:17 | マイブック(た)
「デッドライン」
      千葉雅也 著

主人公は同性愛者。
哲学の論文を書くことに苦心しながら物語は進む。
自身の存在を確かめるように。
千のプラトー、マジョリティとマイノリティ。
自己と他者、人間と動物、男と女。
絡まり、解れ、交わり、また関わり合い。
性からの生。
猫を見ていて猫になる、君を想い君になる。
言葉を言祝ぎ夜の夜明けの真昼の自身になる。
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老いとお金

2023-09-28 23:02:29 | マイブック(ま)
「老いとお金」
      群ようこ 著

読みながらふむふむとなる。
作家は見せてくれる。
生活に日常にと密接に関わっている大きなもの、
老いとお金。
体験したお金のあれこれ。
何かを得るために必要なもの、
交換するために皆が持ちえる確かなもの、
そしてないようであるお金。
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変半身

2023-09-20 22:57:44 | マイブック(ま)
「変半身」
      村田沙耶香 著

二編からなり、一編は変半身。
ある島の祭り。
その祭りの奇祭に三人の男女が行動を起こす。
物語は反転しひるがえり、
どうしようもないほどの人間の品性が現れる。
元ある世界自体が色をかえ壊れ変容していく。

もう一編の満潮もまた世界の一片。
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彼らは世界にはなればなれに立っている

2023-09-20 22:44:51 | マイブック(あ)
「彼らは世界にはなればなれに立っている」
      太田愛 著

ディストピア小説。
偏見、差別、性被害の集約された世界。
始まりの町。
四人の視点から紡がれ、
ひとりはトゥーレ、ひとりは嘘つきマリ、
ひとりは葉巻屋、そして魔術師。
悲しみは何を想うのか。
それぞれの視点は違う方向を向いている。
向いてはいるがやがては交わり交差し目に映っていく。
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