余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

あなたへの

2022-05-31 01:51:43 | レターの膜(短歌)
あなたへの
手紙を書いて
飛行機に
して飛ばすゆけ
遠く遠くへ
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ひとりのまま

2022-05-31 01:50:12 | 綾取りの塔(短歌)
ひとりのまま
ひこうき雲を
みていた
傷つけた分の
ぼくのために
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雨のオト

2022-05-29 22:54:28 | 綾取りの塔(短歌)
雨のオト
傘にあたる
屋根にあたる
トットットッは
君の足音
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口付けを

2022-05-29 22:53:12 | レターの膜(短歌)
口付けを
果物にして
含みいれ
木陰に座る
涼むメルヘン
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コウゴウ

2022-05-29 22:49:04 | 水声の詩
コウゴウはなにものもかえがたい
手を伸ばしてもつかめない
コウゴウはとてもあたたかい
濡れた髪も渇いてしまうくらい
魔法の言葉
近づける最高の速度
数はお気に入りの歩数で
光に乗って驚嘆する
あまりのスピードはとっとっと
スローモーションえっおっあっ
おすすめはしないけど
つかまえた

僕は光になる
なれないけれどなる
それはよくないことなのよ
しかられる、かけられる、
一度セキを外してみる
魂乱舞

子猫を抱いている
居心地のいい家で
子猫を抱いている
ポケットにダリアが入っている
子猫を抱いている
この傷はコウゴウがつけたの
ぴったり乱舞
さっ、買物 買物
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