月夜の森の梟 2024-03-28 22:35:04 | マイブック(か) 「月夜の森の梟」 小池真理子 著かなしみのつまったエッセイ。自然の音を聞きながら。自然の光、または闇によって研ぎ澄まされながら。夫の小説家の藤田宜永の死別から、すこしの時間が経ってから書きつらねた言葉。逃れられない病、いなくなった空間の孤独、共に過ごした出来事があらわれて、見詰めてしまう空虚な時間。ながれていく季節。そして今日、いま、明日を生きること。朝の真昼の夜のひかりを浴びて。
こころの処方箋 2024-03-28 22:13:03 | マイブック(か) 「こころの処方箋」 河合隼雄 著心理療法家の視点から分かり易い言葉で綴る、心のあれこれ。感じたことのあれこれを。心とはなんだろうか。体ならわかる、見えるから。でも見えないものはよく分からなくなる。心はどこにあるのだろう。また常識とはを問うていく。自身にとって当たり前のことの何たるかとはと。