余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

いつかたこぶねになる日

2024-02-27 23:28:50 | マイブック(あ)
「いつかたこぶねになる日」
      小津夜景 著

漢詩、
漢字の羅列にまいってしまう。
その漢詩を分かり易く、
なによりも豊かな表現で訳し描いてくれる。
漢詩の読めない私は漢詩というものに触れたことはもちろんない。
杜甫、白居易、徐志摩、夏目漱石、
思いのままにでてきた漢詩を、
パリに在住の俳人である著者のエッセイと共にあじわう。
想像が膨らみ弾け、やがて実となってり創造となる。
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恋という

2024-02-27 23:25:39 | レターの膜(短歌)
恋という
名のもとに
うまれてきた
誰でもがする
僕だけの恋よ
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コインロッカー・ベイビーズ

2024-02-27 23:11:12 | マイブック(ま)
「コインロッカー・ベイビーズ」
      村上龍 著

キクとハシ。
ふたりの少年はコインロッカーで生まれた。
親の知らない子供。
その子供は大きくなり育っていく。
心の中には何があるのか。
養子となり共に孤島で過ごすが、
求めるものの違いからキクとハシは島を出る。
毒は欲しがる、心をもとめて。
心は求める、世界の果ての生まれ変わりを。

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燦然と

2024-02-26 23:24:19 | レターの膜(短歌)
燦然と
陽光に手を
差しだして
つかみとろうよ
昼の月を
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日本文学盛衰史

2024-02-19 23:34:11 | マイブック(た)
「日本文学盛衰史」
      高橋源一郎 著

文学とは何ぞ。
過去の作家たちが現代の様相で(2001年刊行)登場し、
語り合う。
その当時の現代にいるようなまた、作家たちがいた時代にいるような、
へんな感覚に読んでいる間はおかしなことになっていた。
夏目漱石、森鴎外、二葉亭四迷、島崎藤村、田山花袋、石川啄木などなど、
そして高橋源一郎。
人の内面を写し見る、秘密の深遠。
性はつねとまとわって夢幻を渡る。
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