余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

場面ごと

2023-08-11 00:30:20 | レターの膜(短歌)
場面ごと
道化師となる
ため僕は
午後の陽ざしに
笑いあずける
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昔方の

2023-08-10 23:33:06 | レターの膜(短歌)
昔方の
なにかがギーっと
きこえる
灯りを消して
開けて入って
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なんらかの事情

2023-08-10 23:31:59 | マイブック(か)
「なんらかの事情」
      岸本佐知子 著

あるある!
レジに並べば遅いレジ。
買った服のボタンは取れそうだ。
おおいにうなずいてく。
そして思考は右に左にとありそうな、へんてこな、
なくもなさそうなパラレルへ。
世のなかは二重奏、三重奏、四重奏に様変わりする。
面白み、楽しみで好奇心を掻き立てられる。
一匹の蝶の羽ばたきが僕にさまざまな作用を及ばすように。
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残像に口紅を

2023-08-10 23:08:04 | マイブック(た)
「残像に口紅を」
      筒井康隆 著

主人公は作家佐治勝夫。
実験的な小説を書いてきた佐治が今度の題材にしたのは、
言葉、文字がつぎつぎと消えていく世界の物語。
消えていくということは、その文字は使えなくなり、
またそれと同時に自身の世界の者たちの認識も消える。
消えるというよりは自身には見えず聞こえず、触れられない。
なくなる存在、あってない実存。
書いている虚構の世界なのか。
現実が交わっているのか。
世界は言葉で満ちあふている。

ひさしぶりに夢を見る。
夢には熊がでてきた。
追いかけ続ける夢だった。
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お酒飲む

2023-08-02 23:19:34 | レターの膜(短歌)
お酒飲む
いま何時かなと
薄目あけ
ただよう模様
四隅のまるみ
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