余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

痛みより

2022-04-25 22:19:54 | 綾取りの塔(短歌)
痛みより
優しさがいい
指たちで
わたしは歩く
わたしは走る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春よまた

2022-04-25 22:18:55 | レターの膜(短歌)
春よまた
幾多のルーツを
知っていく
来てほしいんだ
お尻のしっぽ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

贖罪

2022-04-25 22:18:04 | マイブック(あ)
「贖罪」
      イアン・マキューアン 著
            小山太一 訳

嘘が生涯をついてまわる。
嘘との対峙は途方もなく過酷な試練となる。
ある嘘は罪となる。
闇を歩かなくてはいけないほどの。
13歳のブライオニーは告発をする。
その告発は嘘と同類とよべるものなのだろう。
その時は真実だったとしても。
時を経て、
戦争が始まるなか看護婦として自身の行いを見詰める。
見つめ続けることは止むことなどできない。
ひとつの発言が揺り動かされる。
嘘と本当。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しぐれどき

2022-04-24 22:52:22 | 綾取りの塔(短歌)
しぐれどき
人差し指を
唇に
あててしーっと
あなたに僕に
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨かなと

2022-04-24 22:51:18 | レターの膜(短歌)
雨かなと
肌に触れた
気がした空は
ぼくの心と
同調する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする