余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

もう一度

2021-10-31 22:47:07 | リンゴのいろ(短歌)
もう一度
またもう一度
ふくらみは
苦しみ悩み
何度もいちども
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花々の

2021-10-29 22:09:04 | リンゴのいろ(短歌)
花々の
時間を止めて
いくことの
セピアを呼んだ
壁をいろどる
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あなたに会う

2021-10-28 22:30:32 | リンゴのいろ(短歌)
あなたに会う
ことを定義と
してみた
それは定理に
かなうだろうか
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いちいちに

2021-10-28 00:52:33 | リンゴのいろ(短歌)
いちいちに
あなたがうかぶ
そらのくも
荒れなければと
手を胸にあてる

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散歩するネコ

2021-10-28 00:50:17 | マイブック(ま)
「散歩するネコ」
      群ようこ 著

女性から本を貸してもらったことがあった。
この本おもしろいよって。
それが群ようこの本だった。
ふと思いだした。

キョウコの住むアパートには(三万円の家賃)、
クマガイさんとチナツさんが住んでいる。
あとコナツさんが住んでいた。
キョウコは50代?
キョウコは、なにもしていないことに
申し訳なさを感じている。
けれど畳の上で大の字になり暑さをやり過ごす夏。
日々のささいなあれこれに思いめぐらし、
よろこびをどうかしらと思いながらも噛みしめる。
奥歯をそっとたいせつに噛みしめて。


非日常は至る所にあったはずが、
いま日常と非日常はあべこべの態をなしている気がしている。
最近物語と現実がリンクし過ぎている。
物語にいる時間が離れてもまた夢のように入り込む。
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