噴水 2022-02-28 00:21:05 | 天秤の詩 何かが変わったわけじゃない何一つただ区切りをつけるのだ地平線続く道半ばで少しの安息のために一つ線を引いておくのだ自分自身を変えるのではない自分自身を見詰めるのだ君自身を変えるのではない君自身を見詰めるのだ変化は望むまでもなく日に日に変化していく変化は成長ではなく道なのだもし何かが変わったのなら扉を開けてしまったのだろうあなたにしか開けられない扉を
ひとりでカラカサさしていく 2022-02-27 22:39:06 | マイブック(あ) 「ひとりでカラカサさしてゆく」 江國香織 著つぶやきたくなるタイトルから中身へ。はじまりは80代の3人の猟銃自殺。衝撃のはじまりとは裏腹に、鳥たちが囀る。3人の少しの景色を織り交ぜながら、主に語られるのは残された者たちのその後の日常。残された者たちは日常の生活に死を想う、メメントモリがそばで何かを語らせる。時代背景はいまのこの新型コロナ。身近になってこそ実感する鳥肌。江國香織の言葉は立ち方に寄る辺する。ひとりでカラカサさしていく。ウイルスが世界を覆う。そして戦争がおこった。どれだけ身近になれるだろうか。日常の生活に入り込むひとつの真実。世の中のひとつの流木。言葉からみえる、また見えたものから言葉に。
ラプソディ 2022-02-23 22:16:18 | 天秤の詩 恋ができる僕たちはなんてこんなに幸せに満ちあふれているのだろう時には溺れてしまう僕らはかわいい動物だ孤独でほほえましい変態だ美しい恋する動物だ