ニッポンの小説 2025-03-11 23:09:36 | マイブック(た) 「ニッポンの小説」 高橋源一郎 著小説とは何なのだろうか。様々な芸術があるなかで小説とはなんなのだろうか。詩があり、俳句があり短歌があり、エッセイがあり等々。なにを表現しているのだろうか。なにが表現されているのだろうか。死と恋愛が多数を占める小説。それなら恋愛とはなんだろう。そして死とはなんであろうか。絡み合うことの政治や世界。文学とは、そして言葉とは。考えること、そこから見える対話の遍歴。詩や小説からみた日本というもの。
死をポケットに入れて 2025-02-05 00:12:40 | マイブック(た) 「死をポケットに入れて」 チャールズ・ブコウスキー 著 中川五郎 訳マシン(パソコン)を手に入れて、ますます言葉は溢れていく。競馬をし、酒を飲み、本を読む。それなしでは生きていけないと、体にしみ込んだものを、言葉として文字として発していく。人々と交感しあいながらも。死を見詰める70代としての我として。
道は開ける 2025-02-04 23:56:41 | マイブック(た) 「道は開ける」 デール・カーネギー 著 香山薫 訳悩むことについて。悩むではなく考える。池田晶子も語っていた。悩むことは自身の内でぐるぐる回るばかり。思考することで内にこもっていたものから脱兎していく。それぞれの人の体験から道は光を帯びてくる。
人を動かす 2025-01-15 23:29:42 | マイブック(た) 「人を動かす」 デール・カーネギー 著 山口博 訳人間とはどういう生き物だろう。その不可思議を具体例をあげて考える。その具体例は体験した、また人から見聞きしたもの。だからこその面白さがある。正解のない、この世界の定義。思考し導いたものを掴み、また手放して、再び掴む。
一時停止 2025-01-15 00:34:50 | マイブック(た) 「一時停止」 谷川俊太郎 著言葉。詩人は言葉を見る。この本は1955年から2010年のなかから著者が択んだ散文である。それぞれはやはり詩に結びついている。詩人の言葉として。詩とは。詩人とは。軽い足取り、足跡を残すような重み。それだけでは生きてはいけない詩人。詩は別の世界に脚を踏み入れさせる。読むときも、また創造するときも。