余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

ミミズ

2023-02-13 00:08:12 | 水声の詩
ミミズある
手の平ほどのミミズある
雨の日
みょうちくりんでエロチック
土に帰る
あるいは干乾びる
あるいは喰われ
あるいは食され
ミミズ千切れて
土に帰る
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さんかく

2023-01-21 00:20:25 | 水声の詩
ゆき ゆき ゆき
あめ あめ あめ
ほし ほし ほし
はな はな はな
ぼく ぼく ぼく
きみ きみ きみ

かがみ かがみ かがみ
かいが かいが かいが
しぜん しぜん しぜん
おんな おんな おんな
おとこ おとこ おとこ
おてて おてて おてて

おにさん おにさん おにさん
どうぶつ どうぶつ どうぶつ
なみおと なみおと なみおと
にんげん にんげん にんげん
そうぞう そうぞう そうぞう
こいあい こいあい あいこい

まる さんかく しかく
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過程

2022-12-29 00:06:35 | 水声の詩
ゆれる電車に運ばれて
進んでいく
過ぎていく過程
目的地のとけるまま
甘い電車
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リンゴ

2022-12-29 00:05:51 | 水声の詩
芽生えてきたもの
ぐろい林檎
おいしそうな毒リンゴ
二つ持つのは安全の為
黒い影から守るように
切り傷が霞みで隠れ
食べたのは誰かしら
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2022-12-29 00:04:15 | 水声の詩
口元が嘘をついている
だから言葉をつむぐ
しらけるように
他人行儀にお辞儀をして
さよならした
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