余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

手袋で

2023-10-31 00:47:48 | レターの膜(短歌)
手袋で
べたべたと窓を
さわって
これが距離だと
おもいさざめく
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きことわ

2023-10-31 00:43:13 | マイブック(あ)
「きことわ」
      朝吹真理子 著

喜子(きこ)、そして永遠子(とわこ)。
読んでいるとふしぎな感覚となる。
それは夢と現在の境界線が曖昧なために。
そこはかとない世界観であっても、
やわらかな文章が押しとどめてくれる。
ふたりの出会いと別れと再開の不変。
夢と現実に橋がかかる。

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丸の内魔法少女ミラクリーナ

2023-10-31 00:19:48 | マイブック(ま)
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
      村田沙耶香 著

四つの短篇。
最初の短篇、題にもなっている短篇がまた面白い。
村田沙耶香ワールドに満ち満ちている。
子供のころの遊びが大人になっても続いている。
それはちょっと形を変えてだが、魔法少女に変身すること。
人を見て空想する。
誰もがするだろうことを、見方を変えると別の世界が出来上がる。
無性教室もいい、ラストの変容がまたいい。
時代によって変わっていく言葉。
その言葉という心地よさに圧倒される。
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おっぱいが

2023-10-30 00:46:00 | レターの膜(短歌)
おっぱいが
わたしのひとつの
形として
日溜まりの猫
ぺたんと寝そべる
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愛するということ

2023-10-23 22:59:00 | マイブック(あ)
「愛するということ」
      エーリッヒ・フロム 著
            鈴木昌 訳

愛は技術だという。
皆は愛というとなんと答えるだろうか。
持って生まれたもの、または育まれていくものだろうか
それとはまた違った観点から、愛を語る。
愛とはと。
そして技術という見方から語る。
さて愛するということは、愛とはなんだろうか。
わたしの愛を見返し、見詰めながら。
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