余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

野蛮な読書

2024-05-07 23:24:12 | マイブック(は)
「野蛮な読書」
      平松洋子 著

何を読んでいるかの興味は秘密めいている。
とてもとても。
そしてそこから新たな喜びを知ることになる。
読み進める本に寄りかかりながら、沈み込みながら。
奔放な物語へと身と共に入り込んでいく。
それは薬となり毒となり快楽となり、弱さになり強さとなる。
言葉は自身を装飾し曝け出しもする。
呼び覚ます記憶を織り交ぜながら。
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ベッドサイド

2024-03-18 22:53:40 | マイブック(は)
「ベッドサイド」
      林あまり 著

歌集。
性を直截に、喜びとしてまた悲しみとして、
または幻として
短歌という形式にのせて詠う。
そこにあるものを。
性というおこないを。
直線的な言葉だからこそ響いてくることのある、
魂の揺れるさま。
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サピエンス全史

2023-12-15 23:50:12 | マイブック(は)
「サピエンス全史」
      ユヴァル・ノア・ハラリ 著
             柴田裕介 訳

幸せとはなんだろうか。
自由とはなんだろうか。
資本主義とは、お金とは、
人とはなんだろうか。
なぜ戦争をするのだろうか。
そう考えたことはあるだろうか。
その問いは人の歴史から分かることもあるのかもしれない。
サピエンスの時代からはじまり狩猟時代、農業へ移り、
産業革命を経て、いまこの時代。
この本は一つの視点を与えてくれる。
歴史を通して未来を考えさせてくれる。
なにより読みやすさも助けてくれる。
人はこれからどこへ行くのだろうか。
人は愛を抱き続けられるのだろうか。
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旅屋おかえり

2023-12-15 23:24:25 | マイブック(は)
「旅屋おかえり」
      原田マハ 著

売れないタレントおかえりこと丘えりか。
たったひとつのテレビの旅番組を打ち切られてしまう。
人とのめぐり逢いから旅屋を始めることになる。
その人の代わりに旅をする屋さん。
旅を通して五感で感じる様々。
新鮮な景色、目で耳で肌で、出会い。
コミカルでもあり涙もこぼれる。
旅は心に想いをつくる。
旅により心の奥底をくすぐられる。
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短歌の友人

2023-04-25 22:43:39 | マイブック(は)
「短歌の友人」
      穂村弘 著

短歌というもの。
たとえば絵画とは、たとえば小説とは
詩とは俳句とは彫刻とはアートとは芸術とは。
そして短歌とは。
この本を見れば短歌の一端が垣間見える。
なにより面白い。
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