余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

紐ほどき

2023-07-31 23:03:37 | レターの膜(短歌)
紐ほどき
きみのちがった
きれいさを
言葉にしたく
堂々巡り
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クジラアタマの王様

2023-07-31 23:00:43 | マイブック(あ)
「クジラアタマの王様」
      伊坂幸太郎 著

夢。
製菓会社の広報部で働く岸。しかもクレーム対応。
あるクレームがSNSに広がり、マスコミ対応をせまられる。
そこで出会うことになる議員。
その議員から夢の話を聞かされる。
眠るときに見る夢のこと。
荒唐無稽のように思われるが・・・現実の世界と夢の世界。
僕と君というパラレルのような世界。
つながっている膜から時折聞こえてくる囁き。

伊坂幸太郎ワールド全開だった、
ときどきはさまれている漫画がまた絶妙のコラボ。
夢の世界。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死ねばいいのに

2023-07-31 22:36:46 | マイブック(か)
「死ねばいいのに」
      京極夏彦 著

強烈なタイトルだが、
読みすすめると意味が深くなっていく。
自宅のマンションで殺された鹿島亜佐美。
彼女はどういう人間であったかを聞いて歩く男。
その男は聞いていく人物にやがてこのセリフを言い放つ。
死ねばいいのに。
その言葉を煩悶し、死を見詰める。
死は身近にありながら、
なお夜空の星のごとく遠くを輝く。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨のおと

2023-07-11 23:21:24 | レターの膜(短歌)
雨のおと
窓か見える
景色から
赤青黒の
咲いている傘たち
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あまからカルテット

2023-07-11 23:15:27 | マイブック(や~わ)
「あまからカルテット」
      柚木麻子 著

女子中からの仲良しの四人。
現在はアラサー。
ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、
美容部員の満里子、料理上手な主婦の百合子。
四人それぞれに悩みは尽きないが、一人が悩めばみんなで心配し、
みんなでなんとか助けてあげたいと願う。
仲間、友情という美しい自然体。
カルテットは奏でる。楽しい時間として。
味覚もまた刺激される。
稲荷寿司を筆頭に。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする