余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

おぼえたもの

2022-02-28 00:23:50 | 花弁の詩
これで憎悪もおぼえた
これで絶望もおぼえた
これで空虚もおぼえた
これで無力もおぼえた

そして嗚咽をおぼえた
そして恐怖をおぼえた
そして脱力をおぼえた
そして放浪を切ってみた

また始まる日常に
またそして泪をこぼしてみた
またそして笑ってみた
またそして大声で笑ってみた
またそして走ってみた

するとあらたな自分を知った
するとあらたに得て
するとあらたに失くして
おぼえたものを包装紙で包んでみる
たまによくわからなくなるために
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2022-01-17 22:44:24 | 花弁の詩
とうとう始まったらしいわよ
えっ 何が始まったの?
だから始まったのよ
だから何?
えたいのしれないものたちの
うたげの影がちらほらとよ
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ぽかぽか

2022-01-17 22:42:33 | 花弁の詩
お日様ぽかぽか良い心地
空飛ぶ音もなごやかさ
大地がフニャフニャになったなら
木陰でひざまくらしてくれる人
さがしましょ
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2022-01-17 22:40:32 | 花弁の詩
心に咲く花を知ってるかい
きれいなきれいな花なんだ
みんな知ってるその種を
知らずに食べちゃいけないよ
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ここにしかないもの

2021-11-27 00:01:28 | 花弁の詩
失って気付くこと
与えられ覚えること
ここで失くした記憶
ここで貰った肌の潤い
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