余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

浸透し

2021-02-28 23:18:59 | リンゴのいろ(短歌)
浸透し
時空を超え
つかみエル
言葉よ微塵に
散らばる星座

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季節の変わり目

2021-02-28 00:23:18 | 雪の島の詩
魅せられていく乳房
触れあえない苦しみは
無精ヒゲが白くなる
(・・・いるよ)
あなたが保つ女性の神秘
跡形の音符と
輪郭
走り去る花びらは
並木道を通っていく
それぞれに表される足音と
風による香り
見え隠れする傷あとは
微笑みによりかき消される
笑顔、笑顔、
あなたとのつながりは
僕を涙目にしてしまう
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壊れたオモチャ

2021-02-28 00:20:16 | 雪の島の詩
満月に浮かび上がる
微笑みに色取られた
時折見せた悲しき玩具
レモン味の唇は
光り輝く白夜の象徴
蛍光灯の点滅する
時代錯誤の味覚は
表情を雌雄にする
思い出すあなたとの眠りの記憶
傍にある吐息の夢
歪な心は羽ばたきを止めず
周りの緑は枯れていく
そして 描く 火花の夜空
もうすぐ来る春の匂いに
桜の色を瞳に宿す
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求めた三日月

2021-02-28 00:13:46 | 雪の島の詩
月が泣いている
  悲しみは満ちている
 自らの過ちは自傷へと進んでいく
破壊を喰う
  薬が欲しい
 何かが頭をよぎる
   (R)
  狂言が飛ぶ
   恐怖が明かりになる

    失うもの

明日が見たい
  泣いている太陽
 心を下さい
 居場所はどこ
  美しいもの


   アイ ヤサシサ で
         なおして
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2021-02-28 00:10:52 | 雪の島の詩
迫り来る恐怖心は
必ずといっていいほど夜に来る
静けさが関係しているのか
現実と理想のあまりにも離れた
距離感に
失うのは自尊心
常に潜む恐怖の目は
あらゆるものを拒んでゆく
幼稚化された思考のプログラムは
甘い誘惑がぶらさがる
対峙できない自身の殻
困惑は月を拝んでいる
これもあれもと拾いあげ
醜き破片を露呈する
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